みやこの祝春一番2010〜2日目
服部緑地野外音楽堂(豊中)
春一ホンペン2日目。「New Morning」から数えると3日目。今日は6時半起床。どんどん起きるのが遅くなる(笑) 会場前には10時頃に到着。お客さんは昨日に比べるとかなり少な目。今日もやっぱりいい天気です。
夕暮れ時にはこんな感じ。
今日のファッションは喜八組Tシャツ。ヅラを茶髪に戻したら、「お水っぽい」とか「クラブのママさんみたい」とか、そんな声がチラホラ。これはまァ、ヅラうんぬんより、化粧が濃かったことが原因だと思いますが(笑)
感想はぼちぼち書いていきます。セットリストなんかもぼちぼち埋めていく予定です。
モーガンズバー
- 素敵なリズムで
- スプリングハズカム
- You Are My Sunshine
- I Love You
今日はモーガンズバーでスタート。前の方に並んだので1曲目の途中で入場できました。じつは昨日の帰りがけ、井山クンに「明日は最初から観るからね〜」なんて軽く言っちゃったりしたもんやから、遅刻せんでよかったわァ(笑) 芝生席まで上がる前にとりあえずステージがよく見える席に座って、去年のハルイチ以来1年ぶりのモーガンズバーを堪能。去年は実質1曲しかやれなかったので、今年はたっぷり(って言うほどでみないけど)聴けて嬉しかったです。
3つの赤いふんどし
- 街の君
- ゴジラ
- こいのぼり
ながいさん、去年は3月の末に骨折して、4月から5月にかけて入院されてたので、ハルイチは2年ぶりの登場でした。今年はチラシなどの告知や、この日の「めくり」でも「ながいよう」ではなく「3つの赤いふんどし」名義。なんかオモロイなァ。ゾウさんの名曲、最近のながいさんの名曲、ディランII時代の名曲、ながいさんの唄、平さんのギター、Qちゃんのフィドル、と選曲ヨシ演奏ヨシのステージでした。それと、Qちゃんは1日にヒデマロさん、5日にはひろっさんのバックで出てましたが、この日のメイクがいちばん決まってました(笑)
大介BAND
- 大介BAND
- さこ大介(唄)
- 内田裕之(ピアノ)
- 花見至常(ドラム)
- 斉藤暁(トランペット)
- 大江真有美(アコーディオンとコーラス)
- 美香(コーラス)
- 岳人(ギター)
- きんや(ベース)
- びっこのマリア
- こぶしの花
- 素敵なあなた
- さらばアフリカの女王
昨夜のライヴで、さこさん、「13時間かけてやってきて唄うのは15分だけ」みたいなこと仰ってましたが、実際には20分から25分ぐらい唄ってました。『びっこのマリア』はCDには『ビッツのマリア』ってタイトルで入ってる曲(言葉狩り対策)。『こぶしの花』はさこさんのお父君が若い頃に作った唄だそうです。で、唄いおわったあとは「早くそっち(客席のことね)で酔っ払いたいと思います」って言葉どおり、べろべろになってました(笑) いちおう挨拶させてもらったんやけど、昨夜とは髪の色かわってたし、わたしだと気づかれてなかったかも(爆)
天野SHO
- Here Comes The Sun
- What a Wonderful World(ここから+ペーニャ大作+モーリー宮本)
- Long Train Runnin
SHOさんは「へそ」で。1曲目はソロで『Here Comes The Sun』。真っ昼間、お酒も入ってるし、そこへ静かな静かなベースの弾き語りですから、あまりの心地よさについウトウト。2曲目からモーリーさんと大ちゃんが出てきて、ちょっと賑やかになったので、なんとかマジ寝だけは避けられたけど(笑) 余談ですが、わたしが今日スカイブルーのヅラじゃなかったのは、SHOさんの髪の色とカブるのを避けたため……ではありません(爆)
パギやん「日韓併合」百年を謡う
- プンムル・ノリ
- 橋
- 百年節
- グー直パーの唄
- インターナショナル
今日のハイライトと言っていいでしょ、パギやん登場。入場口のあたりから客席を通ってステージまで行進。チラシには名前がなかった坂田さんやカームラさんがいるし。赤旗ふってるのんオジンやし(笑) このセットのタイトルにもなってる日韓併合100周年を謡った『百年節』は、オリジナルは15分ぐらいあるらしいんですが、今日のはちょいと短めな春一ヴァージョンだったようです。最後は「ハルイチでこれ唄うの初めてちゃうか」と『インターナショナル』。残念、これは過去に田川律さんが唄ってはったので、初めてではないのです。まァ、田川さんのは大阪弁だったので、標準語のは確かにハルイチ初だったのかもですが(爆)
豊田勇造
- 高野グランドマンションのブルーズ
- 老いてこそロック
- 長崎帰り
- 住所録
- 大文字
勇造さん、今年は春一スペシャル・バンドで。YUZO BANDの仲さん+ケイメイさんに、フジーユー+島やんってモノスゴイ面子。もしかしたら、日本最強の布陣じゃないの(いろんな意味で)。去年のハルイチで初めて聴いた『住所録』、今年は「沢田としきさんに捧げます」と。去年のハルイチといえば、その1ヶ月後、6月6日に「60歳6時間60曲」ライヴをやった勇造さん、今度は9年後に「70歳7時間70曲」ライヴを目論んでるらしいです。まさしく、老いてこそロック。いやいや、70歳になってもまだまだ老いてないでしょう、勇造さんは。
坂田明+ピカチュウ+Jim O'Rourke
- ???
坂田さん、めっちゃ楽しそう。それ以上にピカチュウ楽しそう。「シュクハルイチバン25カイメノオタンジョービオメデトー」。あのムッチムチのキンキン声が坂田さんのハナモゲラ桃太郎と融合してバナナ太郎に変容して、そいでオチが「そんなバナナ」ってベタすぎるやろ(笑) まァ、なんちゅーか、オルークさんがまったく印象に残ってない(汗) 下の写真にも写ってないし(これはアングルの問題か)。それはそうと、今日の撤収間際、のりちゃんに貰ったバナナはこのときのバナナやったんやろか?
北京一・北京二
- 北京一・北京二(漫才)
- パントマイム入門
京一さんが「へそ」に上がって「パントマイム教えまっせ〜。やりたい人いてまっか〜」。その呼びかけに手を挙げて客席から出てきたのが京二さん。37年ぶりの京一・京二ですわ。まァ、実際には何年か前から何度か二人でやっておられるので、今回が「復活!」ってわけではないんですが、それでもやっぱりこのコンビを、37年ぶりに生で、それも春一の舞台で観られたってのは、感無量でした。内容的にはサスガにブランクの大きさを感じましたが、ま、こればかりは場数ふまんことにはね。
山中一平&河内オンドリャーズ
- 山中一平&河内オンドリャーズ
- 山中一平(唄)
- 渡辺悟(キーボード)
- 南角光児(ベース)
- 小林健治(ドラム)
- 村地博(サックス)
- 森俊樹(ギター)
- 虹ともみ(三味線)
- 山中まり子(太鼓)
- ???(お囃子)
- ???(お囃子)
- ざんざ大阪
- OSAKA ミッドナイトブルース
- 淡海節〜恨五百年
- 河内音頭「河内十人斬り」
「漫才のあとに音頭。ここは松竹の演芸場か」by山中一平師匠。本日もレッツ盆踊りの時間がやってきました。今日は河内音頭です。でも、その前にいつものムード歌謡ショー(笑) 今年はちあきなおみが聴けず、ちょっと残念でした。その分、河内音頭が例年より長かったみたいです。今年はいつものメンバーに加えて、お囃子に若いお嬢さんが二人も! 平均年齢が一気に下がったオンドリャーズの演奏に乗せて、一平師匠、唸る唸る。お客さんたち、踊る踊る。夏がますます加速しました。
ぐぶつ
- ぐぶつ
- 庄司均(唄とギター)
- 山崎元治(唄とギター)
- 萩原ヨシロー(ギター)
- 古賀正則(ベース)
- ニ井原教仁(ドラム)
- 宗根茂(パーカッション)
- イカ松(パーカッション)
- 影法師
- ドアを開ければ
- ブギウギ・ジャングル
- ダダダダン
大阪名物ぐぶつ。セッティング中に、かつてこの人たちのボスだった某シンガー兼バーのマスター兼ちっちゃいおっちゃんが「ちゃんとせえよ!」と芝生席から活を入れてましたが、それが悪かったのか、今日の演奏はけっこうグダグダ感マンサイでした(笑) ま、それも味があって面白いもんです。いつもはフツーに上手くて、カッコいいからね。あ、それと、セットリストの曲名は、わたしが勝手に付けたタイトルなので、信用しないように(苦笑)
良元優作
- 良元優作(唄とギター)
- 西條渉(ギター)
- 満月の手紙
- かえり道
- 水をガブガブ飲んだ
- まぁいいやで日が暮れて
- ペプシドライブ
パギやんのところで「今日のハイライト」って書いたけど、この優作のステージもハイライトだったと言えるかも(違う意味で)。ステージ前で観てた金髪の外人ねーちゃん、優作の唄のなにに刺激されたのか、踊るようなステップでツツツとステージに近づくと、そのままヒョイと上がっちゃったんですよ。女チンネン(笑) すぐに風太さんが飛んできたんやけど、チンネンなら怒られたら素直にステージから降りるとこやのに、このおねーちゃん、抵抗するする。風太さんをドツクは、服を脱ごうとするは、やりたいホーダイ。お客さん、大喝采(爆)
で、その間、優作はなにをしてたかというと、金髪ねーちゃんに「ハウス!」と一括するって一幕もありましたが、それ以外はじつに落ち着いたもの。横でまだ風太さんとおねーちゃんがゴチャゴチャしてるのに気にとめもせず、唄う唄う。いやァ、なんかこれはこれで感動したなァ。おねーちゃんは、なんとかかんとかバックステージに引っ張っていかれたけど、あとで聞いた話だと、風太さん、けっこうボコボコに殴られてたらしいです。風太さんから手を出せないもんね。
大塚まさじ
- 一輪の花
- 月のまつり
- 春のはじまり
- 天王寺想い出通り
- 街唄
セッティングのあいだ、風太さんが、大塚さんとハルイチを始めた頃の話をしてると、アベちゃんが出てきて「古い話、好っきゃろ」(笑) 大塚さん、今年はタコさんと。バックには沢田としきさんの絵が! 沢田さんは大塚さんのアルバム・ジャケットのイラストを何作か手がけられてますが、『ラブコラージュと屋上のバンド』ってアルバムではサックス・プレーヤーとしても参加されてるんですね。最後の『街唄』はそのアルバムでも最後に唄われていた曲でした。
木村充揮BAND
- 天王寺
- いい感じ
- 出稼ぎブルース
- 心はマ・ル・ハ・ダ・カ
- 君といつまでも
この人が出てくると、ステージ前はえらい状態になります。木村さん。今年はバンドで。この編成のん観るのは初めて。1曲目は今年もやっぱり『天王寺』。この唄はハルイチで聴くのがいちばん心に染みますわ。2曲目からはノリのいい曲が並び、最後はめっちゃ久しぶりに聴いたような気がする『君といつまでも』。セリフの部分はなに言うとんのかさっぱりわからん(笑) 今日はここでバックが夕景に変わりました。今年はトップやトリだけじゃなく、この時間に誰を出すかもけっこう考えはったんやろなァ。
小谷美紗子
- 小谷美紗子(唄とピアノ)
- 明日からではなく
- Out
- 消えろ
- 手紙
トリ前は、ちっちゃいねーちゃん、小谷美紗子。前が木村さん、うしろが渋谷さんと、大御所に挟まれたことについて、美紗子ちゃん曰く「新人イジメだと思います」(笑) それを聞いて風太さんはバックステージで「誰が新人やねん」とツっこんでたそうです(爆) まァ、10年以上も続けてハルイチに出ていて、トリまで務めたことあるのに「新人」はないわな。ここ何年か、最後に唄ってる『手紙』は、なんど聴いても泣けてきます。ええ唄です。
渋谷毅オーケストラ
- 渋谷毅オーケストラ
- 渋谷毅(ピアノとキーボード)
- 松風鉱一(サックスとフルート)
- 津上研太(サックス)
- 林栄一(サックス)
- 峰厚介(サックス)
- 松本治(トロンボーン)
- 石渡明廣(ギター)
- 上村勝正(ベース)
- 外山明(ドラム)
- 古澤良治郎(ドラム)
- 金子マリ(ゲスト、唄)
- ???
- Crazy He Calls Me(+金子マリ)
- What a Wonderful World(+金子マリ)
- ???
大塚まさじさんのバックを彩っていた沢田としきさんの絵が、この渋谷オーケストラんときには控え室の出入り口のところに掛けられてました。沢田さんは渋谷さんのアルバムのイラストも描いておられたんですね。途中で金子マリちゃんが出てきて2曲。じつは渋谷さんとマリちゃんの3月のデュオ・ライヴんときに、渋谷さんがマリちゃんに「ハルイチでも一緒にやろうよ」って声を掛けられてたので、これはまァ想定内のデキゴトだったのですが、今年のハルイチはこの手のサプライズ共演が少なかったので、ヒジョーにありがたく、めっちゃ嬉しくもあったのでした。
パイキー西成
- パイキー西成
今回のハルイチで唯一、観たことも聴いたことも、名前すら知らなかった人。今日の出演者が残り少なくなってきてもなかなか出てこないので、たしか木村さんのステージが始まる前だったと思うんですが、アベちゃんがヒマそうにしてたので「このパイキー西成ってどんな人?」って尋ねたら…… 「そいつな、死んだんや」 ……声も出ませんでしたわ。事故で急死されたんだとか。翌日、渋谷毅オーケストラの次にパイキー西成さんの「めくり」が貼られてるのん見て、なんとも言えない気持ちになりました。う〜ん……
今日は終わったのん19時まわってたような。なにしろ、ハルイチが終わって1ヶ月以上たってるので、よく覚えてないのです(汗) 今夜はヘブンへ。今年のハルイチで、けっきょくアフター呑みでヘブンに寄ったのはこの日だけでした。こんな不良な客やのに、ひろっさんから今年のポスター貰いました。ありがとさんです〜♪ ヘブンからの帰りは、丸まったポスター抱えてニヤニヤしながら電車に乗ってました。周囲にいた人たちはさぞ気味悪かったやろなァ(笑)