みやこの祝春一番2010〜初日
服部緑地野外音楽堂(豊中)
春一ホンペン初日。「New Morning」から数えると2日目。本日からは通常どおり11時開場・開演。今日は5時半に起きて会場には9時半ごろ着いたんですが、もう既にけっこう長い開場待ちの列ができてました。昨日とエライ違いや。
今日もいい天気です。
開場待ちの列は時間が経つごとにどんどん伸びていき、最後尾は言ってる間に木立の向こうに見えなくなってしまいました。10時半ごろやったか、会場から出てきた風太さんがその列を見てひと言、「どないなっとるんや」(笑) 11時前に今度はアベちゃんが出てきて、やっぱり長蛇の列を見て「どないなっとるねん」(爆) そこへ鏡さんが来て「どないなってるんですか?」(激爆)
開演後もお客さんは次々とやってきて、ご覧のとおり超満員。
ええっと、今日のファッションは「えん」の15周年Tシャツに、今年のハルイチ用に買ったスカイブルーのヅラ(笑) ステージの書き割りとええ具合にマッチしましたわ(ホンマか?)。下の写真はペーソスさんと記念撮影の図(撮影:春一スタッフの女の子)。
感想はぼちぼち書いていきます。セットリストなんかもぼちぼち埋めていく予定です。
長田TACO和承
- 長田TACO和承(唄とギターとスティールギター)
- 西條渉(ギター)
- 風景
- Blowin' In The Wind
今日のトップは「へそ」でタコさん。開場待ちの列が終わってからようやく会場に入ると『風に吹かれて』を演奏中で、それが最後の曲でした。あとは外で聴いた『風景』を覚えてるぐらいで、他にどんな曲をやったのか、何曲やったのか不明。上には「唄」って書いたけど、唄入りの曲があったのかも不明。ぜんぜんレポになってなくってスンマセン(汗)
ふちがみとふなと
- 真っ赤な太陽
- ニワ・ニワ・ニワ
- 琉球五月晴れ
- ゴミの日
- Break On Through
毎年なにかサプライズ企画を持ってくるふちふなですが、なんと今年は遠藤ミチロウさんと共演でした。それも全曲! 美空ひばり・カヴァー→ふちふな・オリジナル→ミチロウ・オリジナル→ふちふな・オリジナル→ドアーズ・カヴァーって選曲がまたイカしてました。それはそうと、スッピンのミチロウさんって初めて見たぞ。そこらで会っても気づかないと思うぞ、たぶん。ってゆーか、去年までのハルイチ客席でもすれ違ってたりしてたのかも、気づかんかっただけで(笑)
加川良
- 加川良(唄とギター)
- ビール・ストリート
- 贈り物
- 高知
- ポプラ並木
- ラブ・ソング
アベちゃんが「石原裕次郎が亡くなり、勝新太郎が亡くなり、鶴田浩二もだいぶ前に亡くなりましたが、日本にはまだこの人がいます」って紹介してたので、池辺良でも出てくるのかと思ったら、出てきたのは加川良でした。……ベタなネタでスンマセン(汗) それにしても、まだお午になってませんよ。午前中ですよ。こんな時間から加川良を聴けるだなんて、幸せなことです。4曲目の『ポプラ並木』は犬塚康博さん(本業は民俗学者!)の作品で、加川さん最近よく唄ってるらしいです。
LO-LOWS
- LO-LOWS
- Quncho(唄とギター)
- 長岡忠治(ギター)
- 中内ジュリアン(ベース)
- 正木五朗(ドラム)
- THIRD STONE BAND(コーラス・ホーン隊)
- ???
- Hold On, I'm Coming〜Soul Man〜気にも留めない
- ???
- Lickin' Stick
「棺桶一直線、人生ピンコ立ちバンドです」ってめちゃくちゃな紹介されてたローローズ。加川良さんのときといい、アベちゃん絶好調や(笑) ローローズの面々もモチロン絶好調。クンチョーさんの「楽しませまっせ〜」の一声から、アリーナはいつものように大ディスコ大会に。老いも若きも男も女も踊る踊る。ここ数年、ハルイチでのローローズはコーラスとラッパが入った大所帯編成なので、音が分厚くて気持ちいいです。コーラスとラッパ隊には若いおねーちゃんが多いので、見た目も気持ちいいしね(笑)
有山じゅんじ
- 有山じゅんじ(唄とギター)
- スルメのように生きてる
- ぐるぐるぐる
- 第三の男
- くそっ、Blues
- 梅田からナンバまで
有山さんは入り口前に飾られてるあの巨大ギターを抱えて登場……なんてことあるわけない(笑) 抱えてたのはフツーの大きさのギターでした。お値段きいたらビックリしたけど(ひでまろ情報)。そのフツーの大きさでお値段ビックリのギターで、いつものようにウダウダゆるゆる。あいかわらずマイペースな人です。『梅田からナンバまで』はハルイチで聴くのん久しぶりのような気がして、過去の春一レポ見かえしたら、なんと2005年以来5年ぶりでしたわ。
シバ
- バイバイブルース
- ブルーズ・ブルーズ
- ジャックナイフ
- 16ブルーズ
シバさんは、島田さん+井山クンという強力サポート、昨年秋の関西ツアーんときのメンバーで登場。「いつもこんな時間に出るので、やる曲が限られちゃって」みたいなこと言うてはったけど、たぶん他の曲やっても聴く側の印象はあんまり変わりないと思うのはわたしだけか(笑) あ、それほどシバさんはワン・アンド・オンリーな人ってことを言いたいんですのよ。今年のハルイチはアリーナまで降りてくことがほとんどなかったんやけど、こんときはステージ前で座って観ました。
ペーソス
- ペーソス
- 島本慶(唄)
- 岩田次男(ギターとコーラス)
- スマイリー井原(専属司会とコーラス)
- マグロは泳ぎ続けてる馬は立ったまま眠ってる
- イッテコイ節
- 涙腺歌
- 独り
- 無職の女
昨年、4年ぶりにハルイチ復帰したペーソスは今年も「へそ」で晒し者ショー(笑) 「へそ」の周囲は空いてる席が無く、芝生席とかアリーナ後方とかいろんなところへ移動して写真撮ってたら、「へそ」の前に座ってたロミーちゃんが席を譲ってくれて、おかげで臨場感あふれる(?)写真を撮れました。ロミーちゃん、ありがと〜♪ で、肝心のステージですが、今年はなんと新曲が2曲もありました。その2曲が入ったミニ・アルバムも持ってきてました(モチロン買ったよん)。がんばって仕事してるなァ、オヤヂたち。もっとがんばって働いて、来年もまたハルイチに来てくださいませ。
桜川唯丸一座
- 桜川唯丸一座
- 桜川唯丸(唄)
- 桜川唯清(唄)
- 桜川唯正(唄)
- 桜川唯由里(唄)
- 桜川唯京(唄)
- 桜川唯英(太鼓)
- 桜川唯有(太鼓)
- 口垣内八州彦(キーボード)
- カオリーニョ藤原(唄とギター)
- 東ともみ(ベース)
- ???(ドラム)
- スターダスト河内(踊り子)
- 江州音頭
レッツ江州音頭の時間です。老いも若きも男も女も踊る踊る。たぶんアリーナで踊ってた人たちの大半はローローズでも踊りまくってた人たちだと思いますが、みんな元気やなァ。いちばん元気だったのは去年から参加してる若いダンサー集団(スターダスト河内)。今年も最初から最後まで休むことなく、一糸乱れぬ振り付けで踊り続けてました。すごいぞ。入れ替わり立ち替わりマイクの前に立つ、唯丸さんをはじめとする唄い手さんたちも、みなさん、いい声! なんか、一気に夏が来たって感じ。
ハンバートハンバート
- ハンバート ハンバート
- 佐藤良成(唄とギターとフィドル)
- 佐野遊穂(唄)
- 井上太郎(マンドリン)
- 慚愧
- 国語
- 波羅蜜
- こんな風に過ぎて行くのなら
- 大宴会
去年は大トリだったハンバート。遊穂ちゃん、6月にふたりめ出産なのでお腹ポッコリなのが遠目にもわかるぐらい。そいでステージ上をウロウロ歩きまわるので、ケーブルに脚ひっかけて転けるんちゃうかって、めっちゃハラハラしながら観てました(笑) 4曲目は隣で聴いてたひろっさんが「誰の唄やったかなァ?」。わたしも聴いたことあるねんけど思いだせなくて、家に帰ってから調べたら浅川マキさんの曲だったのね。マンドリンで全曲サポートしてた井上太郎さんは、神戸ブルーグラス界の重鎮・渡辺三郎さんの息子さんだそうです(うさぎやとっさん情報)。
石田長生+オスマン・オランド・ビングル
- 石田長生(唄とギター)
- オスマン・オランド・ビングル(アフリカントーキングドラムと唄)
- 世間知らず(石田長生ソロ)
- ねえ神様(ここから石田長生+オスマン)
- IKO IKO
- ネルソン・マンデラの唄
- Happiness
石やん、まず一人でキヨシローの『世間知らず』を(今日はキヨシローの命日)。そのあとは、ガーナ人のトーキングドラム・マスター、オスマンさんと。『IKO IKO』や『Happiness』など、もともとノリのいい曲が更にパワーアップしてましたね。これがアフリカの血なのか。オスマンさんはトーキングドラムだけじゃなく、マンデラに捧げる唄では野太いヴォーカルも聴かせてくれました。衣装の色合いがどことなくタイガース・カラーに思えたのは気のせい?(笑)
THE TWINS
- THE TWINS
- 小竹直(唄とギター)
- 小竹親(唄とギター)
- A Place In The Sun
- ???
- ???
- we are TWINS
ツインズは5年ぶり。といっても、5年前はFOUR ACESとの合体ユニットでの出演だったので、ふたりだけでハルイチってのは初めてだったようですね(ちなみに直クンは2年前にMA-SAN BANDで出てます)。わたし的には、ツインズとしてふたりを観るのは3年ぶりぐらい。もうけっこうええ歳になってきたと思うけど、いつまでたっても悪ガキ風なのは変わらんわ。ま、トーブン変わらんやろし、変わってほしくもないねんけどね(笑) 1曲目はスティービー・ワンダーのカヴァーでした。
夕凪
- 夕凪
- 伊藤せい子(唄)
- 山崎保(ギター)
- 石井路翁(ベース)
- 藤山朋哉(ドラム)
- 山川ちかこ(キーボード)
- ???
- どうもこうもないこと
- イメージの木
- daisuki
- ???
「春はハルイチ、秋はレインボーヒル」って風太さんの紹介で夕凪。アベちゃんと違って風太さんはちゃんと紹介してくれます(笑) 「♪今日もいい天気〜」ってサビがいつまでも耳に残る『イメージの木』、去年はこれ唄った日は小雨が降ったりしたけど、今年は最後まで「♪ずっといい天気〜」のままでした。で、今日はここで背景が青空から夕景に転換。夕焼けをバックに夕凪。それと、今年のレインボーヒルは9月26日だそうです。ラリーパパが復活するってことだし、今年は久しぶりに観にいくつもりです。
遠藤ミチロウ
- 遠藤ミチロウ(唄とギター)
- 早すぎた父親
- 血は立ったまま眠っている
- 公衆便所の唄
- 我自由丸
- 婆ァ
- お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました
朝はスッピンで誰かわからなかったミチロウさん、今度はメイクをバッチリ決めて再登場です。ふちふなと一緒の時はそれなりにユルユルだったのに、自分のメイン・ステージではピンピンにささくれ立ってました。このへんの変わり身、参考にせぇな。……って、なんの参考やねん?(笑) 2曲目と3曲目は寺山修司の処女戯曲を蜷川幸雄が演出し、ミチロウさんが音楽だけじゃなく役者として出演までした『血は立ったまま眠っている』の挿入歌だそうです。ミチロウさん、今年の秋で還暦を迎えられるとかで、同じく12月に60歳になるアベちゃんとなにか企んでるようです。
藤井裕
- 藤井裕(唄とベース)
- イカ松(パーカッション)
- Billi-Top
- マチャミ(ギター)
- ヤマダ(ギター)
- ヒロシ(ドラム)
- 港の話
- 引きこもり
- DNA
- ドクドク
加川良さん、ローローズんときに続く、アベちゃんの傑作紹介MC第3弾。「シンナーソングライター、フジーユー」。ええんか、そんな紹介で(笑) 裕ちゃんのハルイチでのソロ・ステージはこれまでギター弾き語りが多かったけど、今年はビリートップと元・テキ屋仲間のイカ松さんがバックのロックな編成でした。ビリートップは去年、有山さんのバックで裕ちゃんと一緒に出てた、木村もどきのいる神戸のバンド。1曲目の『港の話』は友部正人さんが詞を書いてるそうです。
ザ・ラストショウ
- ザ・ラストショウ
- 松田ARI幸一(唄とブルースハープとギター)
- 村上律(唄とスティールギターとバンジョー)
- 徳武弘文(ギター)
- 島村英二(ドラム)
- 河合徹三(ベース)
- 井上太郎(ゲスト、マンドリン)
- 長田TACO和承(ゲスト、スティールギター)
- 佐藤良成(ゲスト、フィドル)
- キャブオール・ブルース
- Strike Out
- ダンラン
- Shenandoah
- サンズリバー
- ましなくらし
- オレンジ・ブロッサム・スペシャル
今日のトリは1974年以来、ハルイチはじつに36年ぶりのラストショウ。わたしは生で観るのん初めてでした。アリさん、律さんはハルイチ常連で、昨年もアーリータイムズストリングスバンドで出てたけど、メンバーが変わると音もずいぶん変わりますね、あたりまえの話やけど。とくに『ダンラン』の超ポップ化は凄かったなァ。このあたり、徳武さんの存在がめっちゃ大きいんやろなァ。ひとつ残念だったのは、河合さんが気管支炎とかで1曲も唄われなかったこと。まァ、これはこれで、来年以降の楽しみにとっておこう。
昨日もそうやったけど、今日もトリのラストショウがけっこう長い時間やってました。アンコールもあったし。それでも終わったん18時半ぐらいやったから、かなりサクサク進行してたみたいですね。時間も早かったし、昨日のようにめっちゃ眠いってこともなかったので(ちょっと眠かったけど)、このあと緑地公園駅構内のそば屋さんでざるそばズズーっとすすってから、天満橋まで大介バンドを観にいきました。春一アフターライヴなんて2005年のペーソス@ソフトマシーン以来でしたわ。