1月29日(日曜日)
[映画]
哀しき獣
シネマート心斎橋(アメリカ村)
ストーリーがかなり複雑なうえに、ちょっと見ただけじゃ見分けがつかない登場人物がいたりして(しかもめっちゃ重要な登場人物だったりする)、しかも「中国朝鮮族」に関する知識も皆無に近いモンだから、映画を観てるあいだじゅう頭脳フル回転って感じで、かなり疲れました。ま、けっしてイヤな「疲れ」じゃないねんけどね。画の方はいかにも韓国産バイオレンスらしく、殺戮描写が半端ない。生々しいったらありゃしない。ま、これもけっしてキライじゃないねんけど。ってゆーか、大好きなんやけど(笑)
パーフェクト・センス
テアトル梅田(茶屋町)
世界から「臭覚」と「味覚」と「聴覚」と「視覚」を引くと。……って、これじゃ『残像に口紅を』ですね(笑) 何年か前に『ブラインドネス』って映画があったけど、アレの拡大版みたいな映画です。「触覚」を除く五感が次々と無くなっていく様を、いかにもイギリス映画っぽい画調で淡々と描いていくんですが、わたしゃなぜか、核戦争後の世界で生き残った人々が家具に変わっていくというリチャード・レスターの『不思議な世界・未来戦争の恐怖』を思いだしてました。なんじゃそりゃ(爆)
[ライヴ]
天国唄あしび BIG4
Heaven HiLL(堂山)
- しのマン【しのやん(唄とギター)+マンデー(唄とギター)】
- 山元大造(唄とギター)
- みーちゃん(唄とギター)
- 近ちゃん(唄とギター)
今年最初の唄あしび。トップは練習不足もネタになるしのマン。本人たちは必死やろうけど、観てる側からすると楽しい、楽しい。お次は最近、バンドとソロのそれぞれのアルバムを作った大造くん。とある事情があって買えず、スンマセン。次回は必ず買うのでまた持ってきてね。三番手のみーちゃんは、なんやのん、あの余裕は。なんか風格みたいなんが出てきたような気がします。トリはめっちゃお久しぶりの近ちゃん。人前でハーモニカホルダー付けて唄うのん初めてって言うてたけど、ホンマ? めっちゃ上手やん。とある事情で終演後はバタバタしてしまいましたが、今夜も楽しい唄あしびでした。
1月22日(日曜日)
[お笑い]
第27回 桂米二音太小屋寄席
音太小屋(天六)
彼女と初めて会ったのは、忘れもしない……ええっと、いつやったっけ?(おい!) ……あれは2009年のハルイチ、たしかニューモーニングの日。わたしが演芸好きだとご存じの知人から「落語家になりたい」ってケッタイな髪型の女の子を紹介されて。「今いる上方のすべての落語家さんの噺を聴くのが目標」なんてことも言ってたような。その後、繁昌亭や彦八まつりや福笑さんの独演会なんかでちょこちょこ会うようになり、そうこうしてるうちに米二さんのお弟子さんになったと聞いて、そしてついに去年の9月にデビュー。その太融寺の初舞台はもとより、そのあと何度かあったチャンスもことごとく逃がしてたんですが、今回ようやく念願かない、その高座を観ることができました。
いや、もうね、開演前にこんなに胸がドキドキした落語会は初めてでしたわ。ってゆーか、二葉ちゃんの着物姿を見ただけで胸イッパイ。で、かんじんの落語の方ですが……予想してたより、遥かにええやん! そりゃま、途中で詰まったところや、仕込みを飛ばしたところもあったけど、すぐに修正できてた(ように見えた)し、なにより「笑い」を取れてたのはスゴイと思います。今までも初高座から数ヶ月って若い子の噺を何度か聴いたことがありましたが、「うまい」とか「こなれてる」とか感じたことはあっても、正直オモシロイと思えたことってないもんなァ。これは期待してもいいかもです。この日記を読んでくださった奇特な方々、奇特ついでに「桂二葉」、どうかこの名前を覚えてやってくださいませ。
あ、米二さんの会やのに米二さんのことなんも書いてないわ(笑) けど、ま、今日は「特別」ってことで、ゴカンベンを。
[ライヴ]
シーガン山下+仲豊夫
ぶんちゃっ♪(千日前)
- シーガン山下(唄とギター)
- 仲豊夫(ギターとコーラス)
夜はぶんちゃっ♪でライヴ。シーガンさんは8日のチャリティーライブで聴けなかった分、今日はたっぷり楽しませてもらいました。珍しく仲さんのコーラスもたっぷり聴けたし、お得なライヴやったね。特に終盤の「ここはカラオケスナックか!」ってノリはミナミの夜に馴染んでたような気が。おもろい1日でしたわ。
[呑み喰い]
ぶんちゃっ♪にて
- おでん
- 昆布のつくだに
1月21日(土曜日)
[映画]
ロボジー
TOHOシネマズなんば(難波)
矢口史靖の新作。脚本がちょっと……いや、だいぶ……いやいや、めっちゃズサンなんですが、最後まで楽しく観させるトコロはさすが矢口やなァ。しかし、なんですな、この人って、オモシロイ映画をヒットさせる力量を持った数少ない監督のひとりだと思うねんけど、前作(『ハッピーフライト』)から丸3年、その前(『スウィングガールズ』)も4年あいてたし、完全にオリンピック監督になってしもてるなァ。若いのにモッタイナイような気が。
元祖オリンピック監督といえば岡本喜八さんですが、その喜八映画の常連だったミッキー・カーチスが五十嵐信次郎って名前で主演。主題歌(Styx『Mr.Robot』のカヴァー!)も唄ってます。喜八組の役者さんがどんどん少なくなっていく中で、このガンバりよう。喜八映画愛好家として嬉しい限りです。
[ライヴ]
歌屋BOOTEE
ザ・ロック食堂(阿倍野)
夜は3週つづけてロック食堂でライヴ。店に入るなりカサやんに「昨日、京都で見かけたで」と言われたんですが、昨日は家と職場を往復しただけで、京都はおろか大阪市内までも出てきてないっちゅーねん。そういえば、前にもキャシーさんが我孫子でわたしソックリな人を見たっちゅーし、よく似た人がおるんやねェ。こんなベッピンさん、そうそうおらんと思うけど(笑) で、ライヴの方は、「今年は明るく!」がテーマのカサやんと、シアワセ太りをみんなから指摘されまくってたマー坊。息もピッタリ(?)の歌屋BOOTEE。今夜もええ感じでした。
[呑み喰い]
ザ・ロック食堂にて
- 皿うどん
1月15日(日曜日)
[映画]
運命の子
梅田ガーデンシネマ(西梅田)
チェン・カイコーの新作。原典は『史記』に記された『趙氏孤児』って話。中国では誰もが知ってるポピュラーな話なんだそうですが、そのあたりに疎いわたしは知りませんでした。タイトルロールである「運命の子」が産みだされる前半の濃密さに比べて、後半がちょっとスカスカしすぎな感じ。あ、でも、ラストのシークエンスはめっちゃ良かったけどね。あと、主役のグォ・ヨウが浜村純さんに思えてしかたなかったぞ(笑)
宇宙人ポール
シネ・リーブル梅田(西梅田)
スパイ・アクション物の主演を喜劇役者に演じさせてパロディにするってのがよくありますが、アレのSF板みたいな映画。バカな映画をマジメに作ってヨイ映画に仕上げてます。ポール君のCGに馴染むまで時間かかったけど。エンドクレジットにスピルバーグの名前があったけど、あれ本人やったんかい!
[ライヴ]
秋本節
Heaven HiLL(堂山)
- 秋本節(唄とギターとクラリネット)
夜は今年初の天国ライヴ。去年は来られなかったので、わたしにとっちゃ2年ぶりの新春恒例・秋本節ショータイム。ええ声、ええギターに加え、今年はクラリネットも登場(本人曰く、飛び道具)。いとこい先生やはるかなさんが出てくる上方演芸の唄とか、ウルトラマンやアトムが出てくる唄とか、初めて聴く楽しい曲が多くて、めっちゃ嬉しかったです。
1月14日(土曜日)
[ライヴ]
永井さんとじゅん坊
ザ・ロック食堂(阿倍野)
先週につづきロック食堂へ。ながいさんとマルコさんの組み合わせ聴くのは去年7月のヘブン以来。マルコさんはロック食堂デビューってこともあってか、めっちゃ緊張してたような。一方、ながいさんはいつものとおり淡々と。最後はふたり一緒に『ガムを噛んで』と『男らしいってわかるかい』。寒い夜に暖かい唄。冬のライヴはコレに限りますね、やっぱり。
[呑み喰い]
ザ・ロック食堂にて
- カツサンド
1月9日(月曜日)
[ライヴ]
高津宮とんど祭〜木村充揮の酔いどれライブ
高津宮(谷九)
- 木村充揮(唄とギター)
今年も木村はんを聴きに高津さんのとんど祭へ。ライヴもさることながら、いろんな人に会えるのが、このとんど祭のいいところ。途中、一瞬だけ小雨がパラついたけど、あまり寒くもなく、ホンマええ感じでしたわ。
[呑み喰い]
ぶんちゃっ♪(千日前)
- 玉子焼き
で、ライヴ後は去年と同じくみんなでゾロゾロとぶんちゃっ♪へGO! なのでした。
[ライヴ]
SPECIAL JOINT LIVE 豊田勇造・島田和夫・藤井裕
夢家Loop139(桃谷)
- 豊田勇造(唄とギターとブルースハープ)
- 島田和夫(ダンボール・ドラム)
- 藤井裕(唄とベースとギター)
- 仲豊夫(ゲスト、ギターとマンドリン)
- ひでまろ(ゲスト、唄とギター)
- ダンシング義隆(飛び入り、ダンス)
夜は久しぶりの夢家でスペッシャルなライヴ。オープニングで唄ったひでまろさんがいつになく緊張してるように思えたんやけど、まァ、それほど凄い組み合わせっちゅーことやねんな。こちらもホンマにホンマ、ええ感じでした。
[呑み喰い]
夢家Loop139にて
- おでん
1月8日(日曜日)
[ライヴ] [お笑い]
Glory Hallelujah 東北!〜東日本大震災復興支援チャリティーライブ-Vol.2
音太小屋(天六)
- かんのとしこ
- ナオユキ
- イーチスン
- 歌屋BOOTEE【カサ・スリム+芳賀まさひろ】
- 桝井耕一郎
- スワンピータケシ+杉本“Q”仁美
- カボ&ゾンビ
- 良元優作
- 栄篤志
- ドクトルミキ
- おくむらひでまろ
- 天満の哲
- ながいよう
- シーガン山下+仲豊夫
昨年6月に行われたチャリティーライヴの第2弾。前回同様、時間の都合で途中までしかいられなかったけど(上のリストで言うとひでまろさんまで)、ええライヴでした。この思いが東北へ届きますように。
[ライヴ]
中川五郎
ザ・ロック食堂(阿倍野)
- 中川五郎(唄とギターバンジョーとギター)
音太小屋を途中で抜けだしロック食堂へ。1年ぶりに観る中川五郎さんのピン・ライヴ。1曲目からギターバンジョーの絃が切れたりして、62歳になっても元気な五郎さんでした。ってゆーか、元気すぎるっちゅーの(笑)
[呑み喰い]
ザ・ロック食堂にて
- おでん
1月7日(土曜日)
[映画]
魚介類 山岡マイコ
シネ・リーブル梅田(西梅田)
バカな映画っぽいので観てみたら、やっぱりバカな映画だったので安心しました(笑) 最後までバカを貫いてるところと造りのチープさが「ポルノじゃない渡辺元嗣」って感じ。あ、なにを書いてるかワカランと思いますが、ようは誉めてるわけです(爆) 上映後に梶野竜太郎監督と出演者の高見こころさんの舞台挨拶あり。高見さんは振り袖姿で、映画で観るよりずっとキレイでした。眼福、眼福♥
[呑み喰い]
ぶんちゃっ♪(千日前)
- じゃこおろし
- 豚肉プルコッチみそ炒め
映画の帰りにぶんちゃっ♪にちょこっと寄り道。としぼうが写メ撮ってブログに載せてくれました♪
1月4日(水曜日)
[映画]
聯合艦隊司令長官 山本五十六
なんばパークスシネマ(難波)
2012年の初映画。ケレンみがあまりない地味な映画にしたところは好感もてるんですが、ちょっと山本さんを「いい人」に描きすぎなんじゃ? ま、そんな映画なんだからと言われりゃソレマデですが(苦笑) あ、それと、この手の映画には役名テロップが必要だってことを痛感した、そんな映画でありましたわ。
1月2日(月曜日)
[お笑い]
第5回 トリイ初夢席
トリイホール(千日前)
- 講談「太閤の風流」(旭堂南青)
- 太神楽(豊来家玉之助)
- 落語「狸賽」(露の団姫)
- 津軽三味線(山本朗生)
- ―仲入り―
- 奇術(キタノ大地)
- 漫談(ナオユキ)
- 大衆ソウルシンガー(インディ)
- 漫才(シンデレラエキスプレス)
- ―仲入り―
- 落語「千早振る」(笑福亭由瓶)
- 浪曲「高田馬場」(春野恵子+曲師:一風亭初月)
- 講談「山内一豊の妻、出世の馬揃え」(旭堂南海)
2012年の初笑い。超満員の中、13時から17時までたっぷり4時間、いろんな演芸を楽しませてもらいました。