みやこの祝春一番2007〜3日目
今日はがんばって早起きしました。午前9時50分頃には緑地公園駅に着いたもんね。駅から公園へ向かう途中で岡大介クンと遭遇。昨日の夜から来てるそうです。ヘブンではスレ違いだったみたい。
会場前には10時ちょうど着。わたしにとっちゃ史上最速の着時間だったわけですが、もう既に開場待ちの列は見えないところまで伸びていたのでした。今日はいちばんチケットが売れてるって聞いてたけど、ここまで凄いとは! ……そんな中、前から5組目ぐらいに我が天国チームが陣取ってるのを発見。さっそくしのやんにビールをいただいてっと。……って、まだ午前10時やねんけど(笑)
南の風レビュー
- フローレス・デュオ
- フレディ・フローレス(唄とギター)
- ヘスス・フローレス(唄とカホン)
- VOCE
- 高田靖子(唄と三線)
- 中島徹(ピアノとトロンボーン)
- カオリーニョ藤原(唄とギター)
- マック清水(パーカッション)
- 栄篤志(唄と三線)
- 加那(唄と三線)
- ???(太鼓とお囃子)
- ???(お囃子)
- 加那三線教室の皆さん(三線とお囃子と踊り)
南の風レビュー
- コーヒールンバ
今日は賑やかに『コーヒー・ルンバ』で幕開き。VOCE、フローレス・デュオに栄さんと加那ちゃんが一緒に演奏し、ステージの前では加那ちゃんの教え子さんたちが踊ってました。その名も「南の風レビュー」。芝生席で天国チームのシート広げるのん手伝ってたので写真撮るのん忘れてたよ(汗)
フローレス・デュオ
- ???
- キサスキサスキサス(+中島徹+マック清水)
在日ペルー人の兄弟デュオ。1曲目は「♪リンガ〜リンガ〜」とかって唄。最後はVOCEの中島さんとマック清水さんが参加。マックさんはこれで3日連続の登場!
VOCE
- 7月の王様
- 宇宙の法則〜永遠の愛
- ???
昨日は桜川唯丸一座の一員として出てたカオリーニョさん、今日はVOCEで登場。高田さんは最後の曲で三線弾いてはりました。なるほど、これでラテンから島唄へ繋がるわけや。
栄篤志
- 奄美の祝い唄
- 奄美のわかれ唄
初日に良元優作クンは「今年の春一出演者で最年少」って紹介されてたけど、もしかして最年長はこの人やったん?
思いかえすと、栄さんの唄を初めて聴いたのは3年前の春一でした。あんときは玉城利則さんと「夕日の三線マン」としての出演でしたが、今年はピンってことで、めっちゃ緊張してっはったようです。ゆうべなんかヘブンで会う人、会う人に「明日はがんばって」、「楽しみにしてます」と声をかけられプレッシャー受けまくりだったみたいです。モチロン、わたしもプレッシャー与えたひとりだったことは言うまでもありますまい(笑)
しかし、「へそ」に立った我らが不良オヤジは、そんなプレッシャーなどどこ吹く風。奄美島唄を朗々と唄いあげたのでした。空に吸い込まれていく三線の音色とファルセットの歌声。抜けるような青空ってわけにはいかなかったけど、これがホンマのブルースですわな。惚れなおしました。
加那
- 国頭さばくい
- ベーベーぬ草刈が
- 海のチンボーラ
続いて登場は加那ちゃん。着物のお嬢さんふたりを従え、背筋をピンと伸ばして力強く唄う姿のカッコいいこと! ポンチョもなんかマカロニウェスタンの女ガンマンみたいでカッコいいぞ(どんな例えや)。
南の風レビュー
- 安里屋ゆんた
最後はふたたび「南の風レビュー」の面々が勢揃いして『安里屋ゆんた』で締め。朝からええもん観させてもらいました。……って、まだやっとお昼まわったとこ? 今からこんだけハイテンションで、最後まで保つんかいな(汗)
島崎智子
- 島崎智子(唄とピアノ)
- ???
- ???
- ???
初めて観ました、聴きました。それどころか、今回の春一でジャズ系の人たち以外に名前も知らんかったん、この人だけでした。なんちゅーか……摩訶不思議な人でした。こーゆー人って、クセになるかまったく受けつけないか、どちらかだと思うんですが、たぶん……前者なんやろな、みやこさん的には。一度ジックリ聴いてみたい気がします。
滝本恭三&フレンズ
- ???
- ???
- ???
この人も初見。名前はそこらじゅうで聞いてたけど。ナイスガイなロックンローラーでした。最後は「へそ」に上がって上半身裸でがんばってたぞ。
宮里ひろし
- えらいことしてもた
- 黄昏
- 素敵と云われたい
- へろへろ(+へろへろコーラス団)
ステージにさかもっちゃんとQちゃんが出てきたのを認めるやいなや、芝生席にひしめいていた天国チームはほぼ全員、ステージ前に民族大移動。ヒポポ軍団や三ッ寺系・寺田町系・その他全国各地から集まった酔っ払いたちも加わって、ステージ前はえらい状態に。去年も書いたけど、年々人が多くなってるような気がします。
そして、それは『へろへろ』における「へろへろコーラス団」も同様。こっちもどんどん人が増えてってる。わたしが撮ったのや、あちこちのブログなどにUPされてる写真などから算出するに、おおよそ35人ほどが「へろへろコーラス団」としてステージに上がってたようです。ちなみに、今年わたしはステージに上がらず。だって上がっちゃうと「へろへろコーラス団」の写真を撮れないことに気づいたんですもの(そりゃそうや)。
話は前後しますが、1曲目は『えらいことしてもた』でした。じつはライヴでたまに見かけるおっちゃんがいて、この春一でも何度か顔を合わせてたんですが、そのおっちゃんに最終日の帰りがけ「キャサリン」と呼ばれちゃったのです。どうやら『えらいことしてもた』で唄われる「♪オカマのキャサリン」をわたしのことだと思ったみたいで。……困ったもんです(爆)
2曲目は関西音楽業界(の一部)で密かにヒットしてる『黄昏』。作者のヒデマロさんはこの唄を楽屋で聴いていて泣いたそうです。3曲目は『素敵と云われたい』。先日の夢家さんでのライヴではアンコール(つまり、お酒がそうとう入った状態)で唄ってボロボロでしたが、今日はさすがに最後まで間違うことなくちゃんと唄ってました。よくできました(花○)
あ、そうそう、これも書いとかんと。今年の宮里ひろしトリオの決め技は、ローテンションな「みんなノってるかい?」「オー」でした。……って、なんのことかわからんわな(笑)
遠藤ミチロウ
- 遠藤ミチロウ(唄とギター)
- 山本久土(ギター)
- 茶谷雅之(ドラム)
- ???
- ???
- ???
遠藤ミチロウさんはギター2台にドラムって編成。まァ、どんな形でも激しさは変わらないんですが。ギターが両方とも弦切れてたぞ。
Ishiyan Band
- IKO IKO(+金子マリ)
- Crazy Love
- Round About Midnight
- ハッピネス(+金子マリ)
今日はもう終盤まで天国シートでまったりしてるつもりやったのに、ステージ上に置かれた民族楽器が目に入っちゃった途端、ステージ前にワープしてました(笑) 初日のヴォイス&リズムでもやった『IKO IKO』からスタート。いきなりマリちゃん登場でまたもやテンション上がる上がる。マリちゃんは最後の『ハッピネス』でも再登場、カッコよすぎ! 清水興さん、今年は金本ユニじゃありませんでした。近藤達郎さんを生で観たのは何年(何十年?)ぶりやろ。ちなみに民族楽器は置いてるだけで一度も使いませんでした。オブジェかよ(笑)
原田依幸ユニット
- 原田依幸(ピアノ)
- 時岡秀雄(サックス)
- 小山章太(ドラム)
- 望月英明(ベース)
- ???
ここから「グレイトフルジャズ」。で、ホントにまったりモードに突入。原田さんってどこかで聞いたことあるお名前だと思い、あれこれ調べたら、はにわオールスターズに参加してた人なんですね。灯台もと暗しとはこのことか。
酒井泰三ユニット
- ダルダルなレゲエ
- ???
- ???
続いて酒井さんのユニット。初日にスプラゥトゥラプスで出てた大川さんと、2日目に渋谷毅オーケストラなどで出てた古澤さんとのトリオ。ジャズというよりロックでした。
坂田明Yahhoo!
- 早春賦
- 役立たず
- 死んだ男の残したものは
「♪やくたたず!」って唄……というか語り……というか叫び……? とにかく凄かったです。谷川俊太郎×武満徹の「♪しんだ〜おとこの〜のこしたものは〜〜〜」もホンマ凄かった。食べて飲んで心地いいジャズの調べにウトウトしかけてたのに、いっぺんに目が覚めちゃったよ。
押尾コータロー
- Big Blue Ocean
- Friend
- 通天閣ブルース(+大西ユカリ)
- HARD RAIN
ステージ前に若い女の子が群がる群がる。押尾クン、大人気や。さすがわたしに似てると言われるだけある(笑) 3曲目は大西ユカリちゃんがゲスト。ユカリちゃん曰く「押尾クンのギターの中にはちっちゃいおっちゃんが5人はいっとる」。その『通天閣ブルース』では、珍しく押尾クンの渋い喉も(ちょっとだけやけど)聴けました。
大西ユカリと新世界
- 大西ユカリと新世界
- 大西ユカリ(唄)
- 夢ミノル(ドラム)
- 森扇背(ベース)
- 三好ひろあき(ギター)
- マンボ松本(ハモンドオルガン)
- ボス河内(アルトサックス)
- 小松竜吉(テナーサックス)
- ムラタ
- ルンバでブンブン
- 県警対組織暴力をもう一度
- ちょっとまちがえた
- 横須賀エンジェル
ユカリちゃん、押尾クンのときは普段着やったのに(夜、ヘブンで会うたときと同じ服やったし)、今度はビシっとスーツで決めてました。10分足らずの間に速攻でお色直し。髪型も変わってたし、早変わりと言うべきか。久しぶりに超至近距離で大西ユカリと新世界を堪能できて(3年ぶり?)嬉しかったえ。
近藤房之助
- ???
- ???
- 天王寺(ここから+木村充揮)
- ゲゲゲの歌
- 踊るポンポコリン
- 見上げてごらん夜の星を
近藤さんは天国シートから観るつもりやったのに、ステージ上に置かれた木村はんのギターが目に入っちゃった途端、ステージ前にワープしてました(笑) 近藤さんがソロで2曲やってから木村さんを招き入れ、『天王寺』。そして「♪ゲ、ゲ、ゲゲゲのゲ」から「♪ぴ〜ひゃら、ぴ〜ひゃら」。まさか春一で『踊るポンポコリン』を合唱することになろうとは思ってもなかったぞ。4日間でいちばん盛りあがった瞬間だったのではあるまいか。
山中一平と河内オンドリャーズ
- 山中一平と河内オンドリャーズ
- 山中一平(口演)
- 渡辺サトル(ピアノ)
- 南角光児(ベース)
- 小林健治(ドラム)
- 村地博(サックス)
- いこまたつや(ギター)
- ハッピー幸子(アコーディオン)
- 山中まり子(太鼓)
- 虹友美(三味線)
- 釜山港へ帰れ
- かもめの街
- OSAKAミッドナイトブルース
- 雨に濡れた慕情
- 王将・若き日の坂田三吉(河内音頭)
ラス前は一平師匠。ド演歌、ド歌謡ブルース(2曲目と4曲目はちあきなおみのナンバー!)で異様な空間つくっといて、仕上げは河内音頭でレッツ・ダンシング。今年は客席の通路まで使っての大盆踊り大会になりました。美潮さんも踊ってたぞ(笑)
いとうたかお
- Friend(+坂田明)
- たんぽぽ
- 静かな音楽になった(+金森幸介)
- 風(+松田ARI幸一)
3日目トリはいとうたかおさん。4曲中3曲でゲストあり。『Friend』は3曲目にやる予定だったのが、坂田さんが19時15分の新幹線に乗らなければならないとかで急遽1曲目に持ってきたそうです。その『Friend』が終わったのが18時45分。坂田さんは挨拶もソコソコに大慌てで楽屋方向へ走り去ったのでした。間に合ったのかしら?
金森幸介さんは初日の有山さんのときに続くサプライズ出演。まさか金森さんを二度も拝めるとは思ってもいませんでした。やれ嬉しやな。最後はアリさんと一緒にフィナーレ。めっちゃ大盛りあがりの今日の春一を静かに締めたのでした。
心配されていたお天気はなんとか最後まで保ってくれました。よかったよかった。帰りがけ、シートの片づけしてるとき、風太さんが芝生席まで登ってきて、「自分の家やないねんから」と。静かな口調でしたが、けっこう効きました。天国チーム、ちょっと騒ぎすぎてたようです。反省。
この日のあべちゃんと鏡さん(宮里ひろしさんを鑑賞中)
この日のみやこさん(ケイコさんからいただいた写真です)
この日のみやこさん2(美潮さんと)