みやこの春一番2005〜3日目
この日はちょっと時間に余裕があったので、新大阪で寄り道して豚まんとピロシキを購入。緑地公園駅の構内で宮里ひろし御一行(たゑちゃん&さかもっちゃん)を発見したので、4人でブラブラ歩いて音楽堂に到着したら、なんかえらい人の列ができてるし。その行列が入りきるのを待つ時間の長いこと長いこと。わたしたちが会場内に入ったときには、既に最初のバンド(波人)は演奏を終えてたぐらいです。
待ってる間にラリーパパのチョウ君を見つけたので挨拶しようと思ったら、さっさと関係者の入口の方へ歩いていっちゃいました。わたしが近くにいるのを察知して「ヤバい」と思ったのでしょうか(笑)
波人
- 波人
- 朴保(唄とギター)
- 佐藤英二(ギター)
- 松藤英男(ギター)
- 関雅夫(ベース)
- 伊藤孝義(ドラム)
- SASSYTOMO(キーボード)
- 大阪アリラン
- よさこいアリラン
- 峠
- あるがままに
- 心ひらいて
- ありがとう
開場前にも入口前で演奏してたようで(セットリストの2曲目までは外で演奏したもののようです)、パクウォンさんたちも例のサムルノリ装束で参加されていたようです。……って、「ようです」ばっかりなんですが、上にも書いたように、入場待ちの間に波人のステージは終わっちゃってたんですよ(泣) そんなわけで、会場の外で音だけ聴いたのでした。
ふちがみとふなと
- ふちがみとふなと
- 渕上純子(唄とピアニカ)
- 船戸博史(ウッドベース)
- おおシャンゼリゼ
- ヘブン
- 鮪に鰯
- ウォーク・オン・ザ・ワイルド・サイド
去年は『スモーク・オン・ザ・ウォーター』で笑わせて……いやいや、度肝を抜かせてくれた”ふちふな”。今年の飛び道具は『ウォーク・オン・ザ・ワイルド・サイド』でした。渡さんの『鮪に鰯』は、まさかこの歌を取り上げるとは、って感じで、これもビックリ。
橘いずみ
- 橘いずみ(ギター弾き語り)
正月の平成トリオのゲストで観たときもそうやったけど、めっちゃ楽しそうでした。メジャー展開してた頃は暗〜いイメージ、きっついイメージがあったんやけどね。なんか、ええ姉ちゃんになったなァ。
いとうたかおと渡の子供たち
- いとうたかお(唄とギター)
- 長田TACO和承(ラップギター)
- 有山じゅんじ(ギター)
- 中川イサト(ギター)
- シバ(ブルースハープ)
- なぎら健壱(ギター)
- 佐久間順平(フィドル)
- 船戸博史(ウッドベース)
- 佐藤良成(フィドル)
- 大塚まさじ(コーラス)
- 佐野遊穂(コーラス)
- 渕上純子(コーラス)
- 福岡風太(コーラス)
- 春一番
- からだひとつが頼りの人達は
- あしたはきっと
- 自転車にのって
この日はじめてアリーナに降りると、最前列中央に長井由美ちゃんが。さすがや、由美ちゃん(笑) たかおさんは去年と同じくTACOさんとのコンビ。
恭蔵さんの『春一番』ともう1曲やったあと、他のミュージシャンの人たちを呼びよせます。なんか、ステージの上はえらいことに! 風太さんは「渡の子供たち」と紹介してたけど、わたしは「春一たんぽぽ団」と勝手に名付けました。渡さんの『系図』に収録されて、たかおさんが脚光を浴びるきっかけになった『あしたはきっと』と、順平さんがリードして『自転車にのって』。楽しかったけど、そこに渡さんの姿がない寂しさも。
豊田勇造 with YUZO BAND
- ブルーズをやろうぜ
- 海の人
- ジェフ・ベックが来なかった雨の円山音楽堂
- 大文字
芝生席に戻ろうとしたら仲さんが出てくるのが見えたので、「ああ、次は勇造さんや」。で、そのままアリーナに居残り。1曲目は「渡さんに」と言って。最後の『大文字』はお客さんと大合唱。こういう歌で客席から自然とコーラス出るんが春一番らしいですなァ。
小坂忠
- 小坂忠(唄とギター)
- 仲豊夫(ギター)
- 山本MA-SAN正明(ベース)
- オニィ(パーカッション)
- ほうろう
- 機関車
- I believe in you
- きみはすばらしい
- セイリング
30年ぶりの春一出演だったそうです。今は牧師という職業(?)つながりからかゴスペルを歌ってるらしいんですが、この日は昔ながらのスタイルで懐かしい曲も歌ってくれました。『庭はポカポカ』も聴きたかったけどなァ。芝生席で観てたんで、メンバーは仲さん以外わかりませんでした(山本さんは後に写真で確認)。
LO-LOWS
元祖大阪ファンク・ギター、クンチョーさん。忠治さんとのユニットは去年観させてもらったけど、”LO-LOWS”としてのステージを観るのは初めてでした。正木五郎さんも久しぶりに見たなァ。
有山じゅんじ
- ウー・ラ・ラ
- 抱きしめたい
- ぐるぐる
- 梅田から難波まで
セット・チェンジの時間がもったいないからと、”LO-LOWS”に有山な人が合流。この日は藤井裕さんも最後に出てたし、客席にはヨシローさんもおったし、サウス同窓会みたい。『抱きしめたい』はマリちゃんコーラス。最後は有山な人ひとりで『梅田から難波まで』。もちろんお客さん大合唱。
ペーソス
- 甘えたい
- 独り
- 親父いらんかえ
- 涙腺歌
- 霧雨の北沢緑道
ペーソス怒涛の大阪ツアー、掉尾を飾る春一番のステージ。思えば、ペーソスさんを知ったのは去年の春一番でございました。4曲目から大村はんと末井さん、そして最後にはユカリちゃんまでステージに上がるという超豪華ゲスト陣。その甲斐あってか、東京から持ってきたCDは完売したそうです。島本さん、あとで客席でお会いしたとき、まったく声が出てませんでした。ごくろうさまです。
なぎら健壱と渡の子供たち
- なぎら健壱(唄とギター)
- 松本典明(ギター)
- いとうたかお(ギター)
- 有山じゅんじ(ギター)
- 中川イサト(ギター)
- シバ(ブルースハープ)
- 佐久間順平(フィドル)
- 船戸博史(ウッドベース)
- 佐藤良成(フィドル)
- 大塚まさじ(コーラス)
- 佐野遊穂(コーラス)
- 渕上純子(コーラス)
- 竹田裕美子(アコーデオン)
- 村上律(バンジョー)
- ヤクザの唄
- 昭和の銀次
- スカラソング
- この世に住む家とてなく
- 淋しい気持で
生まれて初めてお小遣いで買った”フォーク”のレコードが、なぎらさんの『悲惨な戦い』でした。生まれて初めて観たライヴも、なぎらさん目当てで観にいったものでした。わたしにとっちゃ、ある意味アイドルだったわけですな、当時のなぎらさんは。そのライヴから二十数年ぶりに観た生のなぎら健壱。「♪小指と小指、からまない」……変わってませんでした(笑)
なぎらさんに呼ばれて、ふたたび「春一番たんぽぽ団」が登場。今回はキンちゃん、村上律さんも参加。『この世に住む家とてなく』と、渡さんが好きだった『淋しい気持で』を。
ZOUND SYSTEM
- ZOUND SYSTEM
- viru(唄)
- shavdo(ベース)
- simant(キーボード)
- かっちゃん(ドラム)
- 山崎元治(ギター)
- Teru(唄)
大阪を代表する不良おやじバンド。気持ちよすぎるレゲエ。ちんねんダンス炸裂(笑)
カオリーニョ藤原と彼のボサノムーチョ
- カオリーニョ藤原と彼のボサノムーチョ
- カオリーニョ藤原(唄とギター)
- 垣内八州彦(キーボード)
- 中島徹(ピアノ)
- 東ともみ(ベース)
- 山下ジュン(パーカッション)
- あのゆかり(唄)
- 太田ピカリ(ドラム)
- 人生の花
- カッコウの歌
- 今度君といつ会える
宮里ひろし曰く「カオリーニョ藤原は俺よりちっちゃい」(笑) ”ZOUND SYSTEM”から続く流れは気持ちよすぎて、もうちょっとで寝てしまうところでした。
はやさんバンド
- はやさんバンド
- はやこうぞう(唄とパーカッション)
- 木村克也(ベース)
- アメージング・グレイス
- 春一番
「♪はややで冷たいビールをもう一杯」でお馴染みの芳養屋の大将。一度は行ってみたいと思ってはいるのですが、なかなか機会に恵まれなくて……
RALLYPAPA AND CARNEGIEMAMA
- RALLYPAPA AND CARNEGIEMAMA
- 趙亨来(ギターと唄)
- 金洙鉄(ピアノと唄)
- 金光浩(ギター)
- 水田十夢(ベース)
- 浦朋恵(サックス)
- 道券(ドラム)
- 終わりの季節に
- どこへ行こう
- 黒猫よ、待て!
- 冬の日の情景
ガンホ君、大人気(笑) 浦さんはサックスだけで、クラリネットなし。チョウ君「年寄りががんばってるからワシらが売れんのや」と大暴言(爆) サポート・ドラマーは道券さん(ex フェイク・ザ・スモーキン?)でした。2月に観たときには、浦さんが加入したこともあってアレンジが大幅に変わっている曲が多かったんですが、この日は更にアレンジに手が加えられていたようです。最後の曲なんか途中まで『冬の日の情景』やと気づかんかったぐらいやし。他の曲も総体的に短く刈り込まれている感じでした。
こちらにめっちゃ詳しいレビューが載ってます。→lazyriver
NIMA
- NIMA(ダンス)
- ソネシゲル(パーカッション)
- ドンメグ(パーカッション)
- タモン(ベース)
- 川崎知(サックス)
あいかわらず素晴らしいダンスを見せてくれたNIMAさん。去年の暮れに初めて観たときには目の前でその踊りを堪能させてもらったんですが、今回は芝生席から全体的な動きを観させてもらいました。ようあれだけ綺麗に身体が動くもんやなァ。
M.J.Q
- ミスター・ボージャングル
- お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました
とにかく「叫ぶ人」ってイメージがあるので、『ミスター・ボージャングル』を淡々と歌う姿には、ちょっと感動すら覚えました。そういえば、去年も『天国の扉』とか歌てたし(これは叫んでたけど)、あんがいフォーク寄りの人なのかも。
坂田明トリオ
- 貝殻節
宮里ひろし曰く「坂田明は俺よりちっちゃい」(笑) 坂田さんは1曲目と3曲目がサックス、2曲目がクラリネット、最後は去年と同じく『貝殻節』を絶唱。去年は黒田さんの代わりに白井良明さん(ギター)が入ってたので、いくぶんブルース色が強かったんやけど、今年は思いっきりジャズしてました。そのせいか、去年はダンスフロアと化していたアリーナも、今年は静かに聴きいるって感じの人が多かったです。
友部正人
- 友部正人(ギター弾き語り)
- 街は裸ですわりこんでいる
- Speak Japanese, American
- ニレはELM
- 一本道
初めて出た1972年の春一番で渡さん、武川雅寛さんと一緒に歌ったという『街は裸ですわりこんでいる』でスタート。最後の『一本道』はまさか聴けるとは思ってなかったので大感激。
金子マリ
- ゲット・トゥ・パラダイス
- ハッピー・ゲットー・ソング
- 朝日のあたる家
- チェンジ・イズ・ゴナ・カム
石やん&FUJIMASA の強力布陣でマリちゃん登場。まさかトリがこの面子とは思わんかった。友部正人さんがご自分のサイトに寄せているテキストによると、『朝日のあたる家』は、「高田渡が訳して歌っていた」
のを「アニマルズのアレンジで歌ってい」
たそうです。「マリちゃん、何回も歌詞を間違えたりして、子供みたいでおかしかった」
とも。最後は「歌いたくないけど、風太さんのリクエストだから」と言って『チェンジ・イズ・ゴナ・カム』を。「歌いたくない」というのは、砂川さんを思いだして途中で崩れるかもしれないって思たんやろね。そやけど、最後までカッコよく歌いきってくれました。文句なしにこの日のハイライト。次の日に客席でお会いしたときに「砂川さんも来てはったよ」って言ったら、「うん、そうだね」ってあの笑顔で答えてくれました。
3日目も7時半頃やったかな、終わったのん。帰りに”Heaven HiLL”に寄ったら、今日の客席と同じで超満員。田川律さん、栄さん、NIMAさんが坂田明トリオを連れてきたり。帰ろうと思って店の外に出たらアベちゃん忙しそうに走りまわってるし(笑) 最終日に備えてこの夜も早く寝ました。