6月20日(日曜日)
[呑み喰い]
Heaven HiLL(堂山)
台風が近づいてきてる中、『タカダワタル的』を観にいったんですが、高田渡の映画を観るのに素面じゃアレなので(笑)、その前に”Heaven HiLL”でちょいと一杯。春一番で奄美三線を聴かせてもらった栄篤志さんが来てはりました。生ビールと栄さんお薦めのコーヒー焼酎を一杯ずつ、それと冷や奴。「僕も2秒ぐらい映ってるから、よう見といてや」って宮里さんの言葉に送られてテアトル梅田へ。映画の中盤、去年の春一番のシーン、楽屋内をカメラが左へパンしていくと、あっ、おっちゃんや、おっちゃんや♪ ついさっき、目の前で笑ってた人がスクリーンに映ってたわけで、なんか不思議な気分。妙に嬉しかったりして。
[映画]
タカダワタル的
テアトル梅田(茶屋町)
冒頭の1970年フォークジャンボリーの映像には驚かされますが(だって、渡さん、フツーに若いんですもの)、そのあとは現在(2003年)の高田渡のライヴと日常が淡々と映しだされます。ただ、それだけの映画です。淡々と歌い、喋り、酒を飲む高田渡。ソレを見つめるだけの映画です。だから、タカダワタル的。映画としては正直「なっとらん」作品だと思います。構成は破綻してるし、カメラワークもくっさいし。でも、染みてきます。タカダワタル的な淡々とした時間・空間がじわじわと染みてきて……効きます、心に。
[音楽CD]
男 宇宙
”男”を極めた人たちの歌(「語り」とか「吐息」だけのとかも混ざってますが)を集めたコンピ盤。聴く前は「なぜこの曲?」って首をひねった選曲もあったんですが、アルバム通して聴いてみると「ああ、ええ選曲やなァ」と。宮谷一彦画伯(この人も”男”を極めた人ですな)のジャケット画もイカしてるし。収録曲はどれもキョーレツやけど、その中でも菅原文太の『日本万歳音頭』は頭ひとつ抜けてます。若山富三郎の『極道行進曲』を越える曲はそうそう無いと思ってたけど、アルところにはアルもんやねェ。大ヒットしたメジャー版よりはるかに”男”を感じさせる村木賢吉『おやじの海』の自主制作版にも眼からウロコ。次はこれの”女”版も出してほしいなァ。
6月13日(日曜日)
[ライヴ]
いとうたかお
Heaven HiLL(堂山)
- いとうたかお(唄とギター)
まだ陽が暮れきらない7時過ぎから始まって(わたしが観たのは7時半ぐらいからですが)、終わったんが10時過ぎ。中津川で加川良さんに”発見”されたエピソードなど面白いお話も交えて約3時間、気持ちいいひとときを過ごせました。途中の休憩ンときはわたしのすぐ横でビール飲んではったので、めっちゃ緊張。そやかて、たかおさん、カッコええねんもん♥
6月12日(土曜日)
[ライヴ]
大西ユカリと新世界 with ゴーキャッツ
泉の森ホール(泉佐野)
- 大西ユカリと新世界
- 大西ユカリ(唄)
- 福原ミノル(ドラム)
- 三好ひろあき(ギター)
- 森巧美(ベース)
- マンボ松本(ハモンドオルガン)
- ボス河内(アルトサックス)
- 小松竜吉(テナーサックス)
- ゴーキャッツ
- チョセ(踊り)
- パル(踊り)
市民ホールでの公演のため、最初から最後まで座ったままちゅーんが、ちょっと物足りんかったかも。その反面、メンバーが客席から登場したり、『カワチアン・サマー』に長めの河内音頭を挟み込んだりといった嬉しい演出もありましたが。『ラッキー・オールド・サン』(拾得のテリーさんヴァージョン)はやっぱり泣けました。
6月11日(金曜日)
[風噂聞書]
Come Rain or Come Shine
小学校の低学年の頃、親父が買ってきたLPが、レイ・チャールズとの出会い。と言っても、チン○に毛も生えてないガキにそんな音楽わかるハズもなく、わたしがそのレイ・チャールズのベスト盤を聴くようになったんは、ぼちぼち拓郎とかビートルズとかに興味を抱くようになった中学ンときでした。と言っても、チ○コに毛が生えかかったばかりのガキにレイ・チャールズ自身やその音楽が持つワビサビが理解できるハズもなく、彼のホントの凄さを知ったのはそれから何年も後の『We Are The World』ンときでした。クインシー・ジョーンズとかスティービー・ワンダーとかマイケル・ジャクソンとかディランとか信じられないぐらい凄い面子が揃ったこの曲の中で、レイ・チャールズの存在感は他を圧倒していました。あれほど吼えまくってるスプリングスティーンでさえ、レイ・チャールズの前では霞む、霞む。
レイ・チャールズの凄いところは、ゴスペル、ブルース、R&B、R&R、ファンク、ジャズ、カントリー、などなど、ありとあらゆる音楽を取り込んで、それを自分の音楽にしちゃってるところにあると思います。しかもソレを、1950年代に録音されたアルバムで既にやっちゃってるんですから、もう何をか況やです。20年ほど前、クロスオーバーって言葉が音楽界を席巻しましたが、それより更に30年も前に、レイ・チャールズはひとりでソレを実践してたんすからね。音楽界は、またひとり偉人を失いましたな。
合掌……
[読書]
七度狐(大倉崇裕)
本屋でタイトルだけ見て買いました。上方落語の『七度狐』を題材にした見立て殺人ミステリーです。『七度狐』は旅人が狐に化かされる話ですが、現在、演じられてる話では、旅人は二回しか化かされません。『七度狐』と言いながら実際は『二度狐』なんですな。これは七回も化かしてたら時間が長うなるのと、二回ならいざ知らず、三回も四回もとなってくるとお客さんも化かされてる言うんが予めわかりますから白けてしまう。そやから二回化かしたところでオチが付くんですな。そやけど、本作の狐はちゃんと七回化かしてくれます。そのために作者は五回分の化かしを自分で考えて『七度狐』にしてまいよった。手間なことするもんですなァ。じゃ、また。提供はヒガシマル醤油でした(うそ)
余談ですが、ネットで検索したところ、作者の大倉崇裕さんは落語ファンであると同時に怪獣ヲタクでもあることがわかりました。親近感、涌きまくりです(笑)
6月8日(火曜日)
[風噂聞書]
その後の(哀しき)男達のメロディ
今日になっても相変わらず検索エンジンの「石田えり **」組が幅を利かせてます。
- 4日(17件)
- 5日(13件)
- 6日(15件)
- 7日(19件)
わたしの予想では、週末(5〜6日)過ぎればアクセスも減るだろうと読んでたんですが、逆に昨日(7日)は史上最高値を記録しました(笑) 更にこの7日には、それまで1件もなかった「芳野藤丸」がらみのアクセスまであったのです!
- 芳野藤丸 石田えり(2件)
- 芳野藤丸 えり(1件)
- 藤丸 石田えり(1件)
- 藤丸 bubka(1件)
- 藤丸(1件)
藤丸氏単体での検索はサスガに1件しかありませんが、それにしても、いきなり6件ですよ。これは一体どーゆーことなんでしょ? どっかの有名メディアで藤丸氏の話題が取り上げられたのかしらね。6月4日の日記では、石田えりさんに比べて藤丸氏の注目度の低さがあまりにも哀しいぞ、みたいなこと書きましたが、注目されたらされたで、また哀しいもんですな。
6月6日(日曜日)
[お笑い]
「あやめコレクション・くも展」打ち上げ&桂あやめ襲名十周年記念ミニ・パーティ
今日も茶臼山舞台へ。「あやめコレクション・くも展」の打ち上げと、桂あやめさんの襲名十周年記念を兼ねたミニ・パーティに参加させていただきました。最終的には40人ぐらい集まったのでしょうか、その顔ぶれは、ジェンダーフリー&ボーダレスを標榜するあやめさんのパーティだけあって、実に多彩。
「赤んぼ、小学生、女子高生、おっちゃん、おばちゃん、女装、車椅子、ゲイ(実はナニゲに何人も!)、外人、入れ墨モンなど実に様々な個性の集まり」
(姉様御殿花屋敷掲示板のあやめさんの書き込みより引用)
こんな集団が一堂に会して、ワイワイガヤガヤ。
[呑み喰い]
茶臼山舞台にて
- ジャンジャン横町「八重勝」の串かつ
- 通天閣のすぐ下「グリル梵」の特製カツサンド
- 阿倍野HOOP隣「やまちゃん」のたこ焼き
- やぶのうちの旦さんお手製のそばサラダ
- ダイアンお手製のフルーツたっぷりプディング
メイン・ディッシュは、八重勝、グリル梵、やまちゃんといった、大阪の、それも新世界・天王寺界隈の匂いがプンプンするお店から集めたメニュー。でも……ちょっと脂っぽすぎるぞ(笑) こりゃ間違いなく体重激増やわ、などと思いつつも、ビール片手にシッカリ食べてしまうイケナイわたし(爆) だって、いつも長蛇の列ができてるようなお店のモノばかりで、食べようと思ってもそうそう食べられるモンじゃないんですもの(←いいわけ、その1)
その他にも、やぶのうちの旦さん(姉様御殿花屋敷の管理人様)お手製のそばサラダや、女流外人落語家ダイアン吉日さんがお家で作って持ってきてくださったフルーツたっぷりプディングなど、もうオイシイもん目白押し。こりゃますますお肉ついちゃうわ、などと思いつつも、それにも手を出すイケナイわたし(重爆) だって、せっかく腕によりかけて作ってくださったモノを食べないと失礼じゃないの(←いいわけ、その2)
パーティの後半は、あやめさんのご挨拶、お客さんの祝辞と続いて、お楽しみタイムに突入。まずは、林家染雀さんのピアノソロで『タランテラ』。”姉キン”では芸者スタイルで和風女装してる染雀さんですが、この夜はなんとドレスアップした洋風女装で登場! 『タランテラ』って曲は、毒蜘蛛に咬まれたときに踊る曲なんですって。激しく踊ることによって汗と一緒に毒を身体の外に出すんだそーです。
お次はこの夜のハイライト、染雀さんのピアノに月亭遊方さんのギター、そしてあやめさんのヴォーカルが加わってのミニライヴ。お三方とも笑福亭福笑師匠率いる落語家バンド”ヒロポンズ・ハイ”のメンバーですが、この三人だけの編成のときには”アンパンズ・ブルー”と名乗ってるそうです。あやめさんは、”ヒロポンズ・ハイ”が昨年の彦八まつりで演奏したときと同じ、赤地に黒の蜘蛛模様が入った妖艶なドレス姿。曲は『エクスタシーいくよくるよ』と『ヒロポン』。初めて聴いた『エクスタシーいくよくるよ』には大爆笑! 「♪ おいど綺麗に洗いよし〜」と、身体をくねらせながら絶唱するあやめさんを不思議そうな瞳で見つめるなごみちゃんの姿が印象的(笑)でした。
ミニライヴの後は、遊方さん司会によるゲーム&ビンゴ大会。ゲームは、遊方さんが選んだ10個のキーワードをあやめさんがランク付けして、その1位を当てたら、小染さんがブレンドした特製カクテルを飲むことができるってゲームっての。しかし、このカクテル、ベースになるのが八重勝さんの串カツのソース…… そう、ようするに1位を当てたらアカンってゲームなんですわ(わたしは見たことないんですが、元ネタは『笑っていいとも』でやってるゲームなんだそうです)。
問題は「あやめさんが抱かれたい有名人」、「あやめさんが出てみたい番組」、「あやめさんがたまに食べたくなるファストフード」の3問。参加者全員を9組に分けて、すべての組がクリアしたら(1位を当てなかったら)カクテルはあやめさんが飲まなきゃなんないってルール。カクテルは飲みたくない、でもココで1位当てたらオイシイがな、なんて思惑もあったりして(笑)、ええ大人がみんなけっこうマジに考えてはる。「ああやない、こうやない」って揉めてる組もあったりして(爆)その甲斐あって、2問目、3問目は最後の組まで勝負が持ち越されるなど、ゲームは大盛り上がり(2問目はあやめさんがカクテル飲むハメに!)。ちなみに、うちの組は3問ともクリアして、残念ながら(?)小染特製カクテルは飲むことできませんでした。
ビンゴは「あやめさんに聞きました。夏といえば?」ってテーマで3×3の9マスに言葉を書いて消していくっての。あやめさんの答えは「肩ひも見せブラジャー」やら「ペディキュア」やら「UVカット」やら「むだ毛処理」やら女性ならではのモノが多く、そーいったモンぜんぜん思い浮かばんかったわたしはやっぱり男なんやなァ、って痛感いたしました。
そんなこんなで、夕方6時半頃から始まったこの宴、わたしは電車が無くなるんで11時前に茶臼山を後にしましたが、いや、ホンマ楽しかったわ。こんな楽しい一夜を過ごさせてくださったあやめさん始めあの場にいたすべての方たちに感謝しつつ、おいしかったお料理の味も思いだしつつ(ああ、よだれが……)、帰路についたのでした。
6月5日(土曜日)
[お出かけ]
あやめコレクション・くも展
桂あやめさんが過去9年間に集めた”くもグッズ”を一挙に公開。茶臼山舞台のスペース内には、着物やらドレスやらTシャツやらアクセやらが所狭しと展示されてました。下着なんかもあったりして、「これってあやめさんが実際に身につけてらっしゃったのかしら」なんて、嬉しいような恥ずかしいような(どっちやねん)。しかしまァ、個人が収集したにしてはスゴイ数です。しかも、そのひとつひとつに「○○年 △△で収集」とかメモが付けてあったりして、めっちゃマメな。コレクターの鏡みたいな人ですな、あやめさん。
そのあやめさん、今日の午後はお仕事で不在ってことで、出迎えてくださったのはなごみちゃんと林家小染さんでした。小染さんは、あやめさんのお姉さんのご主人、つまりあやめさんの義理のお兄さんに当たる人です。土曜日の午前5時半から8時までABCラジオで『ガッツ土曜日・小染です』って番組をやってらして、今日も朝から聴かせてもらってたのでした。そういえば、その番組で先週やったか、「なごみは僕にだけ全然なつけへんねん」ってボヤいてはったんですが、今日はなごみちゃん、仲良くしてあげてるようでした(笑) 小染さんもこまめにオムツを替えてあげたり、良き伯父さんぶりを発揮しておられました。
なごみちゃんに会うのは2度目ですが、前はずっとオネムしてたので、起きてるところを見るのは初めて。幸いなことに、わたしの顔を見て泣き出したり引きつけを起こすようなこともなく、ホっと一安心(笑) それどころか、わたしの顔を見ながらベビーカーの座席をポンポン叩いて、わたしにここへ座れと勧めてくれるような仕草をしたりして。いや、ありがたいねんけどな、いくらなんでも、わたしが座ったら壊れるやろ、ベビーカー(爆)
中崎町から(なぜか天六経由で)堂山まで
なごみちゃんのかわいい笑顔に見送られて、次の目的地の堂山へ。地下鉄谷町線で天王寺から中崎町まで出て、そこから歩くつもりでした。でも、まだちょっと時間も早いようなので、天五中崎通商店街をブラブラすることに。このあたりは、一昨年の夏、わたしが初めて昼の日中に女装で歩いた、わたしにとっちゃ思いで深いところなのですが…… これが間違いの元でした。
ボチボチ時間も頃合いかなと、都島通りまで戻って堂山目指して進んだわけです。大阪の方ならご存じでしょうが、地下鉄中崎町から堂山方面に少し歩くと、右手に大東洋のビルが見えてきます。見えてくるんです。見えてくるハズなのです。ところが……
見えてこないのよ、コレが。歩けど歩けど大東洋は姿を現さない。なおも歩いてると、なんと北天満小学校が見えてきたりして。そう、わたしは都島通りを堂山ではなく天六めざして歩いてたのです! フツーならすぐに気づくもんなんでしょうが、そこで気づかないのがみやこクオリティ(笑) 大東洋が見えてこないのは道を間違えたからだとは微塵も思わず、「大東洋つぶれちゃったのかしら?」とか考えながら都島通りを延々と歩いていたのでした(爆)
しかたないんで、天六からまた地下鉄に乗り、中崎町へ引き返すわたし。何十分か前に通ったばかりの改札を再び通り抜けるわたし(笑) 今度はすぐに大東洋が見えてきました。モチロンつぶれることもなく、ちゃんと営業されてましたよ。……って、当たり前やっちゅーねん!
この道中に見かけたポスター2種。
[呑み喰い]
Heaven HiLL(堂山)
どーにかこーにか堂山に到着して、目的地である”Heaven HiLL”へ。「ちっちゃいおっちゃん」こと宮里ひろしさんのお店です。春一番でステージを観て、会場で配ってたチラシを見たときから、来たい来たいと思ってたのです。
初めてのお店で、しかも宮里さんのお店ってこともあって、ちょっとドキドキしながら中に入ると、あいにく宮里さんは不在で、カウンターの中には奥様(たゑさん)がいらっしゃいました。お客さんは、一見さんの男二人連れ(方や三十前後、方や18歳!)と、常連客の愛ちゃんってめっちゃかわいいオバチャ……あ、いや、お姉さん。この愛ちゃんが、なぜかわたしを気に入ってくれたようで、ずっとわたしの相手をしてくれてました。
二人連れの男性客は、今日からテアトル梅田で上映されている高田渡さんのドキュメント映画『タカダワタル的』を観るために和歌山から出てきたとかで、わたしと同じように春一番でこのお店の存在を知ったのだそうです。18歳の子は、その若さにも関わらず渡さんの大ファンなんだそうで、フォーク系のコンサートに足を運んでた若い頃を思いだしたりして、なんかめっちゃ嬉しかったです。こーゆー子がいる限り日本の音楽シーンはまだまだダイジョーブや、と思ったりもしたりして(ちょっと大げさ)。
彼らが映画を観るのにお店を出るのと入れ違いに入ってきたカップルも一見さんで、やっぱり春一番でチラシを見て来た人たちでした。そのカップルもホントは『タカダワタル的』を観る予定だったらしいんですが、今日は初日で高田渡さんの舞台挨拶があるってこともあってか、満席で入ることができず、それでこっちへ流れてきたんだとか。
そうこうしてるうちにマスターの宮里さんが帰ってこられました。春一番で観させてもらったのと寸分変わらぬ、ちっちゃいおっちゃんでした(笑) 一見さんのお客が多いせいか(わたしを含めて)、宮里さんは上機嫌で、いろんな話を聞かせてくださいました。いろんなミュージシャンの思い出話やウラ話、バーのマスターとしての失敗談…… どれもこれも、めっちゃオモロイ。ただオモロイだけじゃなくって、なんか温かい。春一番で司会のアベさんに「みんな大好き、ちっちゃいおっちゃん」って紹介されてたんが納得できました。
”Heaven HiLL”は堂山のパークアベニューと中通り商店街が交差するところの伊勢屋ビルの2階にあります。バナナホールの方から歩いてきたら左側、新御堂筋の方からやったら右側のビルで、1階は”かどや”って居酒屋さん。その居酒屋さんの前に立ってちょっと見上げれば、”Heaven HiLL”の大きなカンバンが見えます(女装系の人なら、”MAGNET”さんが入ってらっしゃるビルのお隣、って書いた方がわかりやすいかもね)。
[風噂聞書]
タカダワタル式
せっかくやから、宮里さんから聞いた中でもいちばん面白かった、高田渡さんのこんな話を。
とあるコンサートにて、渡さんのギター、思いっきりチューニング狂ってたそうな。バックでハーモニカ吹いてたシバさん、注意すべきか迷ってたら、その前に渡さん、シバさんに向かって、
「お前のハーモニカ、音程狂ってるよ」
シバさん、しばしボーゼンとしたあと、うやうやしく渡さんからギターを受け取り、チューニングを合わせて返したそうです。高田渡って、いいなァ。
[呑み喰い]
OZ(神山)
”Heaven HiLL”でフォーク談義に花を咲かせた後は、阪急東通商店街のアーケードが途切れたところにある”OZ”ってお店へ。つかちゃんのお誘いで東西化け物大会(笑)に出席。西の総大将つかちゃんを筆頭に、大きいのやら小さいのやらオモロイのやら可愛いのやら(おったんか?)、あれこれ取り混ぜ20体以上もの化け物軍団が勢揃い。
いや〜、じつに壮観でした。ええもん見せてもろたわ。……って、わたしもその化け物軍団の一員なんやけどね(笑) しかも、筆頭格やったりして(爆) リズさんの元気な姿も見れたし、早苗ちゃんにも久しぶりに会えたし、楽しかったよん。
ひろかずや(神山)
- 豚玉
最後は”OZ”の向かいの”ひろかずや”でお好み食べて、午前4時前に解散。タクシーでミナミまで戻ったら、うげっ、シャッター降りてて駅に入られへんやん! マンガ喫茶で時間でも潰そうかとも思ったけど、そんなとこ入ったら爆睡しちゃいそうやし、始発の時間から逆算すると言うてる間に開きそうなんで、そのまま待つことに。で、シャッター前で座り込んでたら、あろうことか「お茶いけへん?」って声かけてきたオヤジがおってビックリ。うつむいてウトウトしてたから間違えたんやろね。そうやとしても、駅の前でへたりこんで始発待ってるような酔っぱらいナンパするとは、哀しいぞ、オヤジ(笑) あ、モチロン、この誘いは丁重にお断りさせていただきましたわよ。ま、そんなこともあったけど、わたし的にはヒジョーに幸せな一日なのでした。
[音楽CD]
Heaven HiLL にて(宮里ひろし)
「ライブでしか僕の歌はきけませんよと云ってた僕が28年ぶりにアルバムを出す事になった。1年365日のんだくれているもんだから、ぼつぼつ何か残しといた方がいいかと少し弱気になったせいかもしれない」なんてわけで昨年出たこのアルバム、春一番の会場では買いそびれてたんですが、宮里ひろしさん(ちっちゃいおっちゃん)のお店で直接買わせていただきました。
宮里さんの人柄に直接触れたせいもあるんでしょうが、それを差し引いても、ええアルバムや思います。ええ曲ばっかり入ってます。『この青空に』、『おっちゃんは寝ている』、『へろへろ』ってところは特にお気に入り。『へろへろ』はしばらくわたしの個人的なテーマソングになりそうな感じです。
ところで、ぜんぜん関係ないねんけど、ジャケットに写ってる天五中崎通商店街は、わたしが初めて陽の明るいうちに女装して歩いた商店街という思い出の町だったりします。上にも書いたように、今日もこのあたりを少し散策したりしていたのでした。ぜんっぜん関係ない話やねんけどね(笑)
6月4日(金曜日)
[風噂聞書]
アンバランスゾーン
ネットをうろついてたら、こんなニュースが。
名古屋・緑署が珍しいヤギを捕獲した。体長約一メートルで、黒と白の毛が交じり、長さ約三十センチの角が二本。家畜で飼われている白いヤギとは違うが、あちこち聞いても品種は分からず「いったい何というヤギなの?」
このニュースから「麒麟」や「青い馬」を想像したあなたは、諸星大二郎ファンですね(笑) 画像を見た限りじゃ麒麟でも青い馬でもないようですが。
そういや、数日前にはこんなニュースも。
有明海一帯で大量発生していた正体不明のゼリー状浮遊物が跡形もなく消えた。昨年五月に続く二度目の発生で、消えた時期もまったく同じ。定置網に付着して一時休業に追い込まれた漁業者もいた。迷惑で不気味なブヨブヨ物質はいったい何だったのか。
こっちは諸星っちゅーより星野さんっぽいかも(笑) なんにせよ、自然界のバランスが崩れはじめてるようです。(←石坂浩二の物真似で読んでください)
(哀しき)男達のメロディ
今月に入って、検索エンジンの「石田えり **」で飛んでくる人が急増中です。
- 石田えり 流出(18件) 21位
- 石田えり BUNTA(4件) 5位
- 石田えり 流出画像(2件) 7位
- 石田えり 私生活本番(1件) 1位
- 石田えり 本番映像(1件) 10位
- 石田えり 本番(1件) 21位
- 石田えり 画像(1件) 69位
件数の後ろの数字は、現時点(6月4日午後1時頃)の「google」での表示順位です。3日間で28件。総アクセス数が350件ぐらいですから、約8%が石田えりさん絡みってことになりますね。これを日別で見ると、
- 1日(3件)
- 2日(8件)
- 3日(17件)
右肩上がりで上昇中(笑) お前ら、そんなに石田えりの本番画像が見たいんかい! と心の中でツッコミ100回。ま、わたしもソレを見たさに『@BUNTA』買ったわけで、人様にえらそーなこと言える立場じゃないんですが(苦笑)
しかし、不思議なことに、「石田えり」で検索して来る人はこんなにいるのに、”共演者”である「芳野藤丸」で飛んでくる人は一人もいないんですな、これが。ちなみに、上記の検索ワードの「石田えり」を「芳野藤丸」に置き換えると、「google」での表示順位はこうなります。
- 芳野藤丸 流出 5位
- 芳野藤丸 BUNTA 1位
- 芳野藤丸 流出画像 1位
- 芳野藤丸 私生活本番 1位
- 芳野藤丸 本番映像 2位
- 芳野藤丸 本番 5位
- 芳野藤丸 画像 8位
おお、すべてベスト10入りやん(笑) しかも、「芳野藤丸 BUNTA」と「芳野藤丸 私生活本番」なんか、うちのサイトしか引っかからないぞ(爆) 芳野藤丸氏といえば、”SHOGUN”や”AB'S”といったバンドを率いていた日本を代表するギタリストの一人。若干20歳にして、ロッド・ステュワート&フェイセスと武道館で共演したこともあるスゴイ人なのですが……
なんか、ちょっと哀しい気もしますね。もっとも、わたしだって、「芳野藤丸の私生活本番流出画像」だったら『@BUNTA』なんて買ってなかったでしょうけど(笑) 藤丸氏も哀しいけど、こんな雑誌をついつい買ってしまう男たちも、やっぱ哀しいわなァ(しみじみ)