google のロゴの画像です。

この画像をクリックするとホームへ戻ります。

------1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031-----

バックナンバー


この画像をクリックするとホームへ戻ります。

3月31日(月曜日)

[DVD/TV]

帰ってきたウルトラマン
  • 第33話/怪獣使いと少年

ウルトラ史上最大の問題作と言われるエピソード。前半は「あいつは宇宙人なのでは?」と噂される少年を、町の住人が迫害するシーンが延々と続きます。ある目的のために少年が掘っていた穴に少年自身を埋め、頭から泥水をかけたり、自転車で轢こうとしたり(これはすんでのところで郷に止められる)。テレビで、それも子供向けの番組でここまで描かいでもええやろ、ってところまで詳細に描くもんやから、ショックを受けた子供は多かったのです。放送当時、小学生だったわたしが言うんだから間違いありません。

その頃はこの作品のベースに沖縄人や朝鮮人に対する迫害の歴史があるなんてことをまったくわかっちゃいなかったのですが(このエピソードの舞台は朝鮮人が多く住んでいた川崎)、それでも物語の持つ”重さ”は理解できました。なにしろねェ、わたしのクラスではホームルームの時間に、この作品の内容についてみんなで話しあったりもしたんですよ。それほど”異質”なエピソードだったのです。

脚本は沖縄出身の上原正三で、監督はこれが『帰りマン』初演出となる東条昭平。子供番組でそんな問題提起するような話を書いた上正もスゴイけど、それを子供にトラウマ植えつけるような絵にした東条もスゴイ。上正は『帰りマン』のメインライターだけど、この後は最終回まで出番が無くなるし、東条は二度と監督させてもらえなかったという事実に、彼らの仕事の”スゴさ”が現れていると思います。

▲ Page Top

3月30日(日曜日)

[映画]

回路

自宅(DVD鑑賞)

麻生久美子ちゃんのスレンダーボディに萌え。人知れず戦う哀川翔さん、カッコよすぎ。「飛び降り自殺・最初から最後まで」のシーンはなんど観ても良くできてるなァ、と感心、感心。ハリウッドでリメイクするって話は、その後どうなってるんやろか?


[DVD/TV]

帰ってきたウルトラマン
  • 第29話/次郎くん怪獣にのる
  • 第30話/呪いの骨神オクスター
  • 第31話/悪魔と天使の間に
  • 第32話/落日の決闘
  • 第33話/怪獣使いと少年
  • 第34話/許されざるいのち
  • 第35話/残酷!光怪獣プリズ魔
  • 第36話/夜を蹴ちらせ

31話から、いわゆる「11月の傑作群」に突入するわけですが、その前のヤドカリン、オクスターの回もけっこう面白いです。とりわけ、ヤドカリンの29話は、箱根細工の箱に執着する様に子供番組らしいホノボノさが出ていて心地いいし、ゲストの坂本新平や子役の演技もグッド。もっと評価されてもいい作品なのではないかと思います。続く30話は前半MATが登場せず、岸田森中心に話が進む、石堂淑朗の伝説モノ。ゲストの大泉晃があっさり死んじゃうのが意外でした。

市川森一の”味”が爆発する31話は、ドラマの内容そのものについて語られることが多いエピソードですが、ウルトラマンが自分の武器(ウルトラブレスレット)に苦しめられるって後半の展開もスゴイ。

32話は特技の大木淳の本編初監督作品。千束北男(=飯島敏宏)が脚本を担当してるだけあって、”親子”を巡るエピソードはさすがによく出来ています。反面、上野隊員のイっちゃってる演出はちとヤリスギかと思ったり。

33話は長くなっちゃいそうなので明日に回します。クライマックスにPYGの『花・太陽・雨』が流れることで有名な34話は、自分が作り、育てた怪獣に殺される科学者の悲劇を描いた、これまた重苦しいエピソード。

岸田森が脚本を書いた35話は、次郎君の宿題という体で語る光の特性についての蘊蓄が伏線になります。手も足もない怪獣(なのか?)に、MATやウルトラマンが手も足も出ないというのは、もしかするとシャレのつもり?(笑)

そして36話は、石堂淑朗の伝説モノの1本で、今度のお題は「女吸血鬼」。このエピソードの丘隊員は、郷と岸田が事件の調査に向かうときに「わたしも行きます」、郷と岸田が洞窟に入っていくところで「わたしはここに残ります」って、いかにも「吸血鬼さん、襲ってね」と言んばかりの行動でドキドキさせてくれるのですが、実際に襲われるシーンはすぐに邪魔が入ってあっさり済んじゃうという大肩すかしっぷりでしたとサ(笑)

▲ Page Top

3月26日(水曜日)

[音楽CD]

銀幕ロック

1曲目の『極道行進曲』(若山富三郎)から、もうテンションあがりまくりで、ぶっとぶ、ぶっとぶ。収録曲は有名どころ主体なので、第2弾がもしあるなら、もっとB級度バリバリの選曲を希望します。

▲ Page Top

3月25日(火曜日)

[風噂聞書]

いったいどうなっとるねん!?

天本ショックが醒めやらぬうち、今度は古尾谷雅人さんが! しかも自殺とは!!

天本さんの場合は天寿をまっとうされたのだと思い込むこともできたのですが(ムリヤリにやけど)、古尾谷さんはわたしとそう歳も変わらんし、役者としてこれからってときに……

わたしが最初に古尾谷さんを認識したのは大森一樹監督の『ヒポクラテスたち』やったねんけど、その後、田中登監督との『丑三つの村』にめっちゃハマり、後追いで『女教師』や『人妻集団暴行致死事件』なんかを観たりしました。そういや、奥さんの鹿沼えりさんも田中作品の常連で、いわば”職場結婚”やったんやね。最後に劇場で観たのが(たぶん)『元気の神様』って映画で、古尾谷さんは妻と子供が心配であの世からコッソリ帰ってくる幽霊役。いま観たら間違いなく号泣しちゃうんやろなァ。これ書いてるだけで泣きそうやねんから。

▲ Page Top

3月23日(日曜日)

[風噂聞書]

天本英世さんの訃報が

喜八組の看板がまた1枚、天に召されました。この人だけは絶対に死ぬことはないと勝手に思いこんでいただけに、めっちゃショック。

溝呂木博士、ドクター・フー、死神博士といったマッド・サイエンテスト役、『大盗賊』の妖婆なども忘れがたいけど、わたしのお気に入りは『妖星ゴラス』のキャバレーの客だったりします。最近の天本さんの役柄は、「デフォルメした天本英世を演じる天本さん」って印象が強いんですが(特に『赤い眼鏡』の月見の銀二以降はおしなべて、そうだったように思います)、地球を救うために宇宙へ出ていくパイロットたちを皮肉な目で見つめる『ゴラス』の天本さんは、たぶん”素の天本英世”に近かったのではないでしょうか(あくまで憶測)。

常々、「この国では死にたくない。死ぬならスペインで」と仰られていたようですが、最後は生まれ故郷の北九州で迎えられたらしい。それを残念に思っておられるのか、この国から離れられてホっとしておられるのかは知る由もありませんが、安らかにお眠りください。


[映画]

県警対組織暴力

自宅(DVD鑑賞)

笠原和夫の頂点のひとつ。松方弘樹の「ドウ、ドウ、ドウ」が耳から離れません(笑) これまで『仁義なき戦い』シリーズでヤクザを演じてきた人たちが警官役を演じることによって、ヤクザも警察官もたいして変われへんやん、ってことがよくわかる仕組みになってます(爆) ソレに加えて、標準語喋る奴がいちばん悪いってこともよくわかります(激爆)

▲ Page Top

3月22日(土曜日)

[映画]

呪怨

テアトル梅田(茶屋町)

ビデオ版もそうやったけど、”見せすぎ”なんよね。『女優霊』や『リング』はソレが一体なんなのかようわからんことで”怖さ”を養っておいて、ラスト一気に阿鼻叫喚に落とし込むって手法で大成功したんやけど、そんな作品に慣れた目で伽椰子や俊雄を観せられても、ぜんぜん怖く感じないのよ。作り手側(特に高橋洋と黒沢清)にすりゃ、同じ手法を繰り返し使いたくないって思いもあるんでしょうけどね。「ベッドの上からのぞき込む伽椰子」とか、絵的にはすごく萌えなシーンもあるねんけどなァ。


[読書]

私家版鳥類図譜(諸星大二郎)

「鳥」をモチーフにした連作集やけど、そこは諸星大二郎、古代史あり、中国神話あり、異世界モノあり、精神ジメジメ系もあればホノボノ系もあり、と内容は多岐に及んでます(ってゆーか、及びすぎ?) 諸星さんがこれまで描いてきた様々な世界観がこれ1冊にほぼ網羅されてるわけで、諸星入門書としてうってつけかも。それにしても、ハッピーバードとペットボトルのかわいさに身悶えするわたしって(苦笑)

▲ Page Top

3月20日(木曜日)

[風噂聞書]

アメリカのイラク攻撃が始まる

ブッシュ曰く、「米国とその同盟軍は、イラクを武装解除させ、イラク国民を解放し、重大な危険から世界を守るために、軍事行動の最初の段階に入っている」

この”大義名分”の陰で、いったいどれだけのイラク国民が殺戮されるんでしょうね。

コイズミ曰く、「イラクは国連の決議を無視、軽視、愚ろうしてきた。十分な誠意ある対応をしてこなかった。私はこの際、そういう思いから、米国の武力行使開始を理解し、支持する」

国連安保理を無視して攻撃を開始したアメリカを支持するちゅーのね。日本の行く末を”雰囲気”で決めちゃう人の考えは、我々凡人には窺い知れないモノがありまんなァ。

▲ Page Top

3月16日(日曜日)

[お出かけ]

東京一泊旅行〜2日目

引き続き東京。今日は浅草見物。移動中の車の中からではありますが、東京タワーも国会議事堂も皇居も見たよん、とすっかりオノボリさん気分のわたし(苦笑) 帰りは小田原から新幹線。


[呑み喰い]

ヨシカミ(浅草)
  • ハヤシライス
  • オムライス

神谷バー(浅草)

デンキブランを初めて飲みました。うまいのかどうか、ようわからんかったけど。

▲ Page Top

3月15日(土曜日)

[お出かけ]

東京一泊旅行〜1日目

夕方まで仕事してから東京へ。新幹線の車中でシフトするつもりで個室取ってたんやけど、乗り遅れちゃったい(泣) しかたないんで次の”のぞみ”の車中でメイク。運良く隣が空席やったんで助かりましたわ。通路の向こうに座ってたオッチャン、驚いてたけど(笑) 東京では新宿の夜を初体験(つーほどのモンでもありませんでしたが)。

[呑み喰い]

デュオ(新宿)

▲ Page Top

3月2日(日曜日)

[映画]

ロード・オブ・リング/二つの塔

千日前国際劇場

前作もそうやったけど、お話が途中で終わっちゃうんで、なんかノリきれへんのよね。3部作完結後に、一挙上映でもしてくれりゃ、そんときは印象もずいぶんと変わると思うねんけどな。あ、それと、『映画秘宝』4月号に「今度は怪獣大戦争!」って書いてあったけど、どっちかって言うと、怪獣じゃなくって「妖怪大戦争」でしょう(笑)

▲ Page Top

3月1日(土曜日)

[読書]

夜を賭けて(梁石日)

読んでみてわかったんやけど、映画化されたのは前半のみやったんやね。大村収容所に送られた金義夫と、彼を待ち続ける初子の究極のラブロマンスと言える後半もぜひ映画化してほしいぞ。朝鮮半島の問題は、とにかく「北」に非があるってのが現在の風潮やけど、じつは「南」にも同じぐらい非があり、その原因を作ったくせに後はほったらかしてた「日本」にはもっと非があるんやということが、この本読めばよくわかります。日本人であることを情けなく思わせてくれる本です。大村収容所のことなんて、ほとんどの日本人は知らんのとちゃうのん?(わたしもこの本読むまで名前ぐらいしか知らんかったし)


[映画]

浪人街

自宅(DVD鑑賞)

『竜馬暗殺』、『祭りの準備』と並ぶ黒木和雄の大傑作。脚本の笠原和夫氏が『昭和の劇』の中で、黒木監督のカメラワークに不満を漏らしてたんで、そのあたりを踏まえながら観たんですが、なるほど引いた画で全体を見せるべき殺陣シーンをアップで撮ってたり、逆に役者の表情を見せるべきところをロングで撮ってたりと、うなずけるモノでした。それを差し引いても、やっぱり面白い作品に違いありませんでしたが。原田芳雄、石橋蓮司、勝新太郎と、みんなオーバー50のオッサン(つうか、オジン?)のくせに、これがもうカッコ良すぎ。それに、樋口可南子! この人がまた、オッサンらに輪をかけてカッコいいんだわ。憧れるなァ。

じつはこのDVD、香港製の輸入盤なので品質が気がかりやったんですけど、画像も音声もキレイなもんでした。なぜ松竹は自分とこでDVD化しないんでしょーかねェ。

▲ Page Top

■ ホームへ戻る


Copyright(C) Miyako Sudou

Life is Carnival