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以下のテキストには”ネタバレ”を含んでいます。閲覧にはご注意ください。

『映画秘宝』に”ゴス版仁義なき戦い”なんて書かれてたんで観る気になったんですが…… ホントに仁義なき戦いしてやがんの(笑) ふたつの種族が元は同根だったところが、まず”仁義なき戦い”してます。吸血鬼族の若頭が杯外交ばっかりしてるところも”仁義なき戦い”なら、その若頭が叔父貴(この映画では女性ですが)を殺っちゃうのも”仁義なき戦い”。主人公が最後に銃を向ける相手が自分とこの組長なのも”仁義なき戦い”やしね。人狼族のアジトなんか原爆スラムみたいやし(笑) 『仁義なき戦い』と違うのは、色恋沙汰が大きく絡んでくるところぐらいです。

主役は吸血鬼族のヒットウーマン、セレーン嬢。だいぶ前にどこかのサイトで画像を見て、「カッコイイ!」と思ったんですが、そんときゃ、コレがケイト・ベッキンセールやとは気がつきませんでした(笑) この人、ベッピンさんやねんけど、なんか野暮ったいイメージがあったんで、こんなスタイリッシュなところも見せられるんやと、めっちゃ驚き。映画の中でもモチロン、カッコイイです。ってゆーか、そのカッコよさだけで、2時間引っ張りきったような気がせんでもないんですが(苦笑) ただし、カッコイイのは銃を撃ったりするところだけで、肉体を使った(ホントの意味での)アクションは今ひとつでした。って、アカンやろ、それじゃ(爆)

この映画は、歴史の裏側で吸血鬼族と人狼族が何世紀にもわたって戦い続けている世界が舞台です。フツーの人間は、両者の戦いに巻き込まれる通りすがり程度のが少し出るだけで、あとはもう怪物オンリー。準主役のマイケルはいちおう人間ですが、後半で、吸血鬼と人狼、双方の体質を併せ持ったハイブリッド兄ちゃんになっちゃいますし。人狼の方は肉体も変化するし、そこそこコッチの期待に沿った描かれ方なんで、まァいいんですが、吸血鬼の方がちょっと……

吸血鬼としての特性がほとんど見られないのが不満。ときどき牙を剥いて「シャーッ」って叫ぶだけじゃ、ちょっとアブナイ人間と変わらんがな(笑) セレーンと組長のビクター以外はめっちゃ弱いし。あ、このビクターはなかなか良いキャラしてます。吸血鬼族には3人の長老がいるんですが、表に出てるのは常にひとりで、残りの二人はおネム状態。ビクターもあと100年眠り続ける予定だったんですが、セレーンによってムリヤリ起こされちゃったため、身体はシワクチャ。しかし、完全に復活したあとは鬼神のごときパワーを発揮します。最後は『殺し屋1』みたいな死に方するんですがね(爆)

その他の登場人物では、若い頃のキューブリック似の人狼族組長ルシアンと、吸血鬼族のイケイケ姉ちゃんエリカ嬢が印象に残りました。ってゆーか、これまで名前を挙げた人以外は誰が誰やら状態なんですが(笑) っちゅーか、ケイト・ベッキンセール以外は知らない人ばっかりやったりするんですが(爆) マイケル役のスコット・スピードマン(名前が素敵ですね ^^;)は『死ぬまでにしたい10のこと』でも主人公(サラ・ポーリー)の相手役やってるらしいですが、未見。エリカ役のソフィア・マイルズは実写版『サンダーバード』でペネロープ役に抜擢されたようです。

『映画秘宝』に載ってた監督インタビューによると、『アンダーワールド』は元々3部作として構想されていたようで、続編の製作も決まっているとか。続編にはぜひフランケンシュタインの怪物も出してほしいですね(おい) で、完結編には怪物ランドの王子様を(おいおい)

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