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以下のテキストには”ネタバレ”を含んでいます。閲覧にはご注意ください。

井筒監督が某誌のインタビューで語っておられたように、めっちゃストレートな映画です。正直なところストレートすぎるようにも思えるんやけど、ここまでせんと今の子たちにはわからんねやろなァ。舞台を1968年の京都と特定し、当時の風俗や街並みも(ある程度は)再現してるんやけど、『ガキ帝国』や『岸和田少年愚連隊』に通じる郷愁感はあんまり感じられません。それは、テーマが現在でも(ってゆーか、現在だからこそなのかも)通じるモノだからなのでしょう。

朝高生たちの日常が深く描かれてるのに比べて日本人である主人公の背景がほとんど語られていないところや、差別する側の視線を主人公のおかん一人に集約させてしまってるところとか、もったいないと思える部分もけっこうあるんですが、しかし、そんなことを吹き飛ばしてしまうガキどもの活き活きとした描写は、さすが井筒和幸としか言いようがありませんね。特に、ツートンカラー君と、後半で看護婦さんに転身してからのスケバン姉ちゃんは印象残りまくり。

大人組では、主人公のおかんを演じた余貴美子さんが絶品かと。わたしらの親の世代ってホンマあんな感じやもんな。オダギリジョーの『悲しくてやりきれない』は、ここまで唄えるのかとちょっとビックリ。あ、そうそう、『ガキ帝国』のガキ役でデビューして『岸和田少年愚連隊』でもまだ中学生役やっとった木下ほうかさんですが、今回は年相応の中年役でした。これはちょっと残念やったぞ(笑)

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