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以下のテキストには”ネタバレ”を含んでいます。閲覧にはご注意ください。

映画監督・深作欣二のポスターの前でのみやこの画像です。

噂には聞いてたんやけど……重い映画でした。左幸子さんが、結婚してわずか半年で出征→オダブツした夫(丹波哲朗)の死因を探るべく、夫が所属していた部隊の生存者から話を聞き歩くって話ですが、生存者たちの語る話がひとりひとり食い違っていて、前半は”藪の中”状態。で、真相が明らかになるにつれて、左さん(と観客であるわたしたち)は、戦争の、そして人間の持つ暗部に踏みこんでいくことになるんですね。これが実に、重いのよ。

その重さを更に引き立たせるのが、カラーとモノクロの使いわけ。基本的に、左さんが話を聞く現在(昭和46年)はカラー、生存者たちの回想はモノクロで表現してるんやけど、モノクロで描かれてる回想シーンがいきなりカラーになったりするのね。たとえば、丹波さんが別の部隊の兵隊に「豚肉と塩を交換してくれ」と持ちかけるシーン。ハンゴウの中の肉がアップになるところだけカラーになる。映画を観ているわたしたちは、ソレがじつは豚肉ではなく人肉だということを知ってるだけに、カラーで鮮明に映しだされる肉が生々しくって、思わずお腹がグゥーって……鳴るかい!(←ひとりボケツッコミ) 敗戦の日の翌日にこの映画を観たってことも、なんか考えさせられるモノ多しって感じで、う〜ん、やっぱ重すぎるわ。

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