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以下のテキストには”ネタバレ”を含んでいます。閲覧にはご注意ください。

昭和歌謡大全集のポスターの画像です。

  • 『恋の季節』をピンキラ風のコスプレで熱唱するガキども
  • 『星の流れに』を合唱しながら復讐を決意するおばさん集団
  • 『チャンチキおけさ』に乗せて噴きだす血とションベン
  • 『港が見える丘』を歌いながらおばさんを射殺するガキ
  • 『錆びたナイフ』を心を込めて歌う自衛隊員
  • 『骨まで愛して』をジギーさん風のコスプレで熱唱するガキども
  • 『君といつまでも』を口ずさみながら原爆を作るガキ
  • 『また逢う日まで』ですべてが終わる

『昭和歌謡大全集』はこんな映画です(笑) わたし、歌詞カードさえあれば全曲歌えます(爆)

原作は村上龍が1994年に発表した同名小説。村上さんの作品は、当人が監督したモノを含めて何作か映画化されてますが、三池崇史が監督した『オーディション』を除けば今イチなのばかり(全部観たわけじゃないんですけど)。でも、この『昭和歌謡大全集』はけっこう楽しめました。全体的にちょっと冗長すぎるとは思いますが、上のリストでいうと『錆びたナイフ』あたりまではかなりイケてます。そこまでは、おばさんとガキが一人ずつ死んでいくんですが、『骨まで愛して』以降はひとやまナンボでまとめて死んじゃうから、なんか物足りなくなっちゃう。ガキはともかく、おばさんは一人ひとり殺していってほしかったなァ。

それと、おばさんたちとガキどもが殺し合うのに使う武器が、刃物→トカレフ→ロケット弾、と徐々にエスカレートしていくのはいいんですが、あんな簡単に原爆作っちゃイカンでしょ。しかも、松田龍平がたった一人で作っちゃうんですからアキレたもんです。『太陽を盗んだ男』のジュリーの立場はどーなるの(笑)

しかしまァ、なんですなァ。龍平クンはますます親父さんに似てきましたね。『ナイン・ソウルズ』でもそうでしたが、原田芳雄とのツーショットはホント泣けてきます。原田さんも、ハイソなおばさん嫌いのジジイを楽しそうに演じてたし。この映画は、そのちょっとハイソなおばさんたちとガキどもが殺し合う『バト・ロワ』と『キル・ビル』をゴッチャにしたような映画なんですが、どっちかってゆーとおばさんたちの方に肩入れしちゃうのは、年齢が近いせいか、はたまた性癖のせいなのか。そのちょっとハイソなおばさん女装でカラオケ歌いに行きたい、なんて考えてる今日この頃だったりします(笑)

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